進んで自分を適応させますか
1. 世界の変化に応じてどんな調整が求められますか。
1 コリント第一 7章31節にあるとおり,聖書はこの世界を,場面や役者が次々と入れ替わる劇の舞台になぞらえています。わたしたちは世界の変化に応じて,伝道方法,活動予定,証言内容を時おり調整しなければなりません。では,あなたは進んで自分を適応させますか。
2. 組織に遅れずに付いて行くために適応性が求められるのはなぜですか。
2 伝道方法: クリスチャン会衆は常に適応性を示してきました。イエスは最初に弟子たちを遣わした際,食物袋も財布のためのお金も手に入れなくてよい,と言いました。(マタ 10:9,10)しかしその後,弟子たちへの敵意が生じることや伝道活動が他の区域に拡大することを見越して,この指示を変更しました。(ルカ 22:36)過去100年にわたり,エホバの組織はその時々の必要に応じて様々な伝道方法を用いてきました。例えば,証言カード,ラジオ放送,サウンドカーなどです。今日,多くの地域では人々がほとんど家にいないため,家から家の宣教に加えて公の証言や非公式の証言にも取り組むことがこれまで以上に強調されています。また,平日の日中に仕事に就いている人が多い場所では,晩の早い時間や週末に家々を訪問することも励まされています。エホバの天の兵車が進路を調整するのに応じて,あなたも遅れずにそれに付いて行きますか。―エゼ 1:20,21。
3. 適応性は,区域で効果的な奉仕を行なうのにどのように役立ちますか。
3 証言内容: あなたの住む地域の人々は今どんなことに関心がありますか。経済状況ですか。家族ですか。戦争でしょうか。今生じている様々な問題や区域の多くの人が経験している事柄に目ざとくあって,ふさわしい証言内容を準備しましょう。(コリ一 9:20-23)家の人が自分のことを話す時には,ただ形の上で受け止めてとにかく準備した証言を続けるのではなく,家の人の関心や心配に合わせて話を進めるほうがよいのではないでしょうか。
4. 遅れずに自分を適応させるべきなのはなぜですか。
4 まもなくこの世界の「ありさま」は最終場面を迎え,大患難が始まります。「残された時は少なくなって」います。(コリ一 7:29)ですから,残された短い時の間に最大限のことを成し遂げるため,自分を適応させ,しかも遅れることなくそうするのは何と大切なのでしょう。