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  • 神の王国
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 王国に入る人たちとは,物質上の関心事を二義的な事柄とし,王国と神の義を第一に求める人々です。(マタ 6:31-34)それらの人は神の油そそがれた王キリスト・イエスと同様,義を愛し,邪悪なことを憎みます。(ヘブ 1:8,9)霊的な事柄に関心のある,憐れみ深い,心の純粋な,平和を好む人たちは,人々から非難と迫害の的とされますが,王国の成員となる見込みのある人たちとなります。(マタ 5:3-10; ルカ 6:23)イエスがそのような人々を招いて負うようにお勧めになった「くびき」とは,王としてのイエスの権威に服することを意味しました。しかし,王がそうであられたように「気質が温和で,心のへりくだった」人たちにとって,そのくびきは荷の軽い,心地よいくびきでした。(マタ 11:28-30。王一 12:12-14; エレ 27:1-7と比較。)これは,イエスによる支配には,イスラエル人と非イスラエル人の,以前の多くの支配者たちの示した好ましくない特質が一つも伴わないことを保証するものであり,聴き手の心を温める働きをしたに違いありません。それは聴き手にとって,イエスによる支配は過酷な徴税や強制的な隷従,あるいは何らかの形の搾取をもたらすものではないと考えてよい理由となりました。(サム一 8:10-18; 申 17:15-17,20; エフェ 5:5と比較。)イエスが後日言われた言葉が示しているとおり,来たるべき王国政府の頭である方は自分の命を民のために与えるほど無私の愛を身をもって示しましたが,その方だけではなく,その政府でその方と提携する人々も皆やはり,仕えられることよりも,むしろ仕えることを求める人になりました。―マタ 20:25-28。「イエス・キリスト」(イエスの業と人格的特質)を参照。

  • 温和
    聖書に対する洞察,第1巻
    • エホバは罪と悪を容認される方ではありませんが,イエス・キリストの贖いの犠牲と祭司としての奉仕を通して,人がご自分に近づくための道を愛をもって備えられました。それゆえ,エホバの崇拝者や僕たちは病的な恐れや恐怖の念を抱かずにエホバの顔を求めることができます。(ヘブ 4:16; 10:19-22; ヨハ一 4:17,18)イエスはエホバ神を実に完ぺきに表わされたので,「わたしを見た者は,父をも見たのです」と言うことがおできになりました。またこうも言われました。「すべて,労苦し,荷を負っている人よ,わたしのところに来なさい。そうすれば,わたしがあなた方をさわやかにしてあげましょう。わたしのくびきを負って,わたしから学びなさい。わたしは気質が温和で[ギ語,プラユス],心のへりくだった者だからです。あなた方は自分の魂にとってさわやかなものを見いだすでしょう。わたしのくびきは心地よく,わたしの荷は軽いのです」。(ヨハ 14:9; マタ 11:28-30)したがって,神を愛する者たちにとってエホバ神はどこまでも近づきやすく,ご自分に願い求める者たちの内に温和さや大きな信頼や強さを生じさせる方です。

  • くびき
    聖書に対する洞察,第1巻
    • イエスが地上で宣教を行なっておられた当時,ユダヤ人はモーセの律法のくびきのもとにあり,その上多くの人間の伝承の重荷を負っていました。イエス・キリストは書士やパリサイ人に関して,「重い荷をくくって人の肩に載せますが,自分ではそれを指で動かそうともしません」と言われました。(マタ 23:4)したがって,霊的な観点からすれば,「荷を負って」いたのは特に一般の人々でした。それで,イエスは次のように言うことができました。「すべて,労苦し,荷を負っている人よ,わたしのところに来なさい。そうすれば,わたしがあなた方をさわやかにしてあげましょう。わたしのくびきを負って,わたしから学びなさい。わたしは気質が温和で,心のへりくだった者だからです。あなた方は自分の魂にとってさわやかなものを見いだすでしょう。わたしのくびきは心地よく,わたしの荷は軽いのです」。(マタ 11:28-30)イエスの考えておられた「くびき」が,天の父によってイエスに課されたものであれば,これは他の人たちがイエスと共にくびきに就き,イエスはそれらの人を助けてくださるという意味になります。一方,そのくびきが,イエスご自身が他の人々の上に課するものであるなら,それはイエスの弟子としてキリストの権威と指示に服することを指しています。使徒パウロがフィリピ 4章3節で,「真にくびきを共にする」人,つまりキリストのくびきのもとにある人と呼んだのは,フィリピ会衆のある特定の兄弟のことと思われます。

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