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    聖書に対する洞察,第1巻
    • 選出と初期の宣教活動 12人は大勢の弟子の中からイエスによって選び出され,「使徒」と名づけられました。それは,「彼らがイエスのもとにとどまり,また,イエスが彼らを遣わし[アポステッレーイ]て宣べ伝えさせ,悪霊たちを追い出す権威を持たせるため」でした。(マル 3:13-15)その後,彼らは「イエスのもとにとどまり」,イエスの地上における残りの宣教期間中ずっとイエスと非常に親密な交わりを保ち,個人的な教えや宣教上の訓練を広範にわたって受けました。(マタ 10:1-42; ルカ 8:1)彼らは引き続きイエスの生徒であったので,特にペンテコステ以前の記述の中では依然として「弟子」と呼ばれました。(マタ 11:1; 14:26; 20:17; ヨハ 20:2)しかしペンテコステ以後は一貫して「使徒」と呼ばれています。任命を受けた時,彼らは,悪霊を追い出す力に加えて,奇跡的ないやしの力をもイエスから与えられ,イエスの宣教期間中ある程度それらの力を行使しました。(マル 3:14,15; 6:13; マタ 10:1-8; ルカ 9:6。マタ 17:16と比較。)しかし,この種の活動は常に,主要な業である伝道活動の次位に来るものとして示されています。追随者たちの間で彼らはより内輪な存在であったとはいえ,その教えや訓練に神秘的な儀式や礼式は全く含まれていませんでした。

  • 幻影
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 幻影

      (げんえい)(Apparition)

      ギリシャ語のファンタスマという言葉は,イエスがガリラヤの海の水の上を歩いて船の中にいる弟子たちのところに来たことに関する二つの記述にだけ出て来ます。(マタ 14:26; マル 6:49)怖くなった弟子たちは,「これは幻影だ!」と言ったことが記されています。ファンタスマという言葉は「霊」(spirit,欽定),「幽霊」(ghost,ア標,聖ア,改標,モファット),「妄想」(phantom,フェントン),「偽りの幻」(false vision,ラムサ),「幻影」(ダービー,ダイアグロット,ドウェー,ノックス,モールトン,新世)などと様々に訳されています。

      幻影とは錯覚であり,実際には存在しないのに,想像がかき立てられたためか,その他の理由のため一時的に思い込んでしまうもののことです。イエスは,そのようなことが生じているのではなく,ご自分は本当の自分であることを弟子たちに保証して,「わたしです。恐れることはありません」と言われました。―マタ 14:27; マル 6:50。

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