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  • 神の王国
    聖書に対する洞察,第1巻
    • バプテスマをお受けになったイエスはユダヤの荒野で40日ほど過ごした後,エホバの主権に逆らう,この主要な反対者と相対しました。その霊の敵対者は何らかの方法でイエスに,幾つかのこうかつな提案を伝えました。それは,明示されたエホバのご意志と言葉に反することを行なうようイエスを誘うためにもくろまれた提案でした。サタンは油そそがれたイエスに地上のすべての王国に対する統治権を与えることをさえ申し出ました。それを受けるには,イエスは苦闘をすることもなければ,何ら苦しむ必要もないのです。ただ,サタン自身に対する崇拝行為を一度だけ行なえばよいのです。イエスがその申し出を拒否し,エホバこそ唯一まことの主権者であり,権威の生ずる正当な源で,崇拝を受けるべき方であられることを認めた時,神の敵対者はエホバのこの代表者に対する別の戦略構想を練り,昔,ヨブの場合にしたように,人間の手先を様々な方法で使う手段に訴えるようになりました。―ヨブ 1:8-18; マタ 4:1-11; ルカ 4:1-13。啓 13:1,2と比較。

  • 支配者
    聖書に対する洞察,第1巻
    • 悪魔サタンと配下の悪霊たちも支配者です。サタンは「この世の支配者」,また「空中の権威の支配者」と述べられています。(ヨハ 12:31; 14:30; エフェ 2:2)この世のすべての政府が悪魔サタンの支配下にあることは,サタンが,一度の崇拝行為を代償としてイエス・キリストにそれらを提供したことから明らかです。(マタ 4:8,9)サタンはこれらの政府に権威を与えています。(啓 13:2)サタンの組織内にあって,悪霊たちも支配権を行使しています。彼らは「この闇の世の支配者たち」として言及されており,例えばペルシャやギリシャなどの目に見えない「君」として,歴史上の世界強国に権威を行使してきました。(エフェ 6:12; ダニ 10:13,20)彼らの支配者は言うまでもなく悪魔自身です。―マタ 12:24。

  • 崇拝
    聖書に対する洞察,第1巻
    • ギリシャ語のプロスキュネオーは,敬意をささげる,また時には崇拝という考えを表わす語で,ヘブライ語のヒシュタハワーにかなり厳密に対応しています。プロスキュネオーという語は奴隷が王に敬意をささげる行為(マタ 18:26),またサタンが世のすべての王国とその栄光をイエスに差し出した時にサタンが条件として要求した行為(マタ 4:8,9)に関連して用いられています。イエスが悪魔に敬意をささげていたなら,イエスはその行為によってサタンへの服従を表わし,自分自身を悪魔の僕としていたことでしょう。しかしイエスはそれを拒み,「サタンよ,離れ去れ!『あなたの神エホバをあなたは崇拝[ギリシャ語プロスキュネオー,またイエスが引用しておられた申命記の記述の中では,ヘブライ語ヒシュタハワーの変化形]しなければならず,この方だけに神聖な奉仕[ギリシャ語ラトレウオーまたはヘブライ語アーヴァドの変化形]をささげなければならない』と書いてあるのです」と言われました。(マタ 4:10; 申 5:9; 6:13)同様に,「野獣」とその「像」を崇拝し,それらに敬意をささげ,身をかがめることも奉仕と結び付けられています。それらの崇拝者たちは,自分の手(仕えるときに用いる)または額(すべての人の目につく)に印があることによって,「野獣」とその「像」の支持者であることが見分けられるからです。悪魔は野獣に自分の権威を与えているので,野獣を崇拝することは,実際には悪魔を崇拝すること,もしくは悪魔に仕えることを意味します。―啓 13:4,15-17; 14:9-11。

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