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  • サタン
    聖書に対する洞察,第1巻
    • イエスをつまずかせようと努める サタンは,イエスが神のみ子であり,サタンの頭を砕く者として預言されていた方であることを見分けていたことでしょう。(創 3:15)そのため,彼はイエスを滅ぼそうと自分にできる限りのことをしました。しかし,み使いガブリエルはイエスを身ごもることについてマリアに伝えた時,こう告げました。「聖霊があなたに臨み,至高者の力があなたを覆うのです。そのゆえにも,生まれるものは聖なる者,神の子と呼ばれます」。(ルカ 1:35)エホバはご自分のみ子を安全に保護されました。イエスを幼児の時に滅ぼそうとする努力は成功しませんでした。(マタ 2:1-15)神はイエスが若者であった時期にも引き続き保護を与えました。バプテスマの後,サタンは荒野でイエスに近づき,三つの異なった強い誘惑により,エホバへの専心という論争点に関して徹底的に試みました。その訴えの一つにおいて,サタンは世のすべての王国をイエスに見せ,それが自分のものであると主張しました。イエスはその主張に異論を唱えませんでした。しかしイエスは,一瞬たりとも王権への“近道”について考えたり,一時といえどもただ自分を喜ばせるために何かをしようなどとは思いませんでした。イエスはサタンに直ちにこう答えました。「サタンよ,離れ去れ!『あなたの神エホバをあなたは崇拝しなければならず,この方だけに神聖な奉仕をささげなければならない』と書いてあるのです」。これに対し,「悪魔は……別の都合の良い時まで彼のもとから身を引(き)」ました。(マタ 4:1-11; ルカ 4:13)これは後にヤコブが記した,「悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば,彼はあなたから逃げ去ります」という言葉の真実さを裏付けます。―ヤコ 4:7。

  • 崇拝
    聖書に対する洞察,第1巻
    • ギリシャ語のプロスキュネオーは,敬意をささげる,また時には崇拝という考えを表わす語で,ヘブライ語のヒシュタハワーにかなり厳密に対応しています。プロスキュネオーという語は奴隷が王に敬意をささげる行為(マタ 18:26),またサタンが世のすべての王国とその栄光をイエスに差し出した時にサタンが条件として要求した行為(マタ 4:8,9)に関連して用いられています。イエスが悪魔に敬意をささげていたなら,イエスはその行為によってサタンへの服従を表わし,自分自身を悪魔の僕としていたことでしょう。しかしイエスはそれを拒み,「サタンよ,離れ去れ!『あなたの神エホバをあなたは崇拝[ギリシャ語プロスキュネオー,またイエスが引用しておられた申命記の記述の中では,ヘブライ語ヒシュタハワーの変化形]しなければならず,この方だけに神聖な奉仕[ギリシャ語ラトレウオーまたはヘブライ語アーヴァドの変化形]をささげなければならない』と書いてあるのです」と言われました。(マタ 4:10; 申 5:9; 6:13)同様に,「野獣」とその「像」を崇拝し,それらに敬意をささげ,身をかがめることも奉仕と結び付けられています。それらの崇拝者たちは,自分の手(仕えるときに用いる)または額(すべての人の目につく)に印があることによって,「野獣」とその「像」の支持者であることが見分けられるからです。悪魔は野獣に自分の権威を与えているので,野獣を崇拝することは,実際には悪魔を崇拝すること,もしくは悪魔に仕えることを意味します。―啓 13:4,15-17; 14:9-11。

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