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ゲヘナの火についてはどうですか今ある命がすべてですか
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ゲヘナという語はクリスチャン・ギリシャ語聖書の中に全部で12回出ています。そのうち1回は弟子ヤコブが使用したものですが,残りの11回はイエス・キリストの言葉とされるものの中に,有罪の宣告と関連して出て来ます。それらの聖句は以下のとおりです。
「わたしはあなたがたに言います。自分の兄弟に対して憤りをいだきつづける者はみな法廷で言い開きをすることになり,言うまじき侮蔑のことばで自分の兄弟に呼びかける者はだれでも最高法廷で言い開きをすることになり,一方,『卑しむべき愚か者よ!』と言う者[こうして自分の兄弟を道徳的に無価値な者と決めつけて不当な裁きを下す者]はだれでも火の燃えるゲヘナに処せられることになるでしょう」― マタイ 5:22。
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ゲヘナの火についてはどうですか今ある命がすべてですか
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これらの句は火とゲヘナを結び付けてはいますが,人の死後に意識ある存在が続くとか,何かの苦しみがあるとか述べているものは一つもありません。この点に注意してください。むしろ,マタイ 10章28節に示されるとおり,イエスは,単に人の体だけでなく,その人の全体である魂を,神がゲヘナで『滅ぼし』うることを指摘しました。この滅びはどのような性質のものでしょうか。ゲヘナという語をさらに詳しく調べることによってこの点の理解が得られます。
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