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    聖書に対する洞察,第2巻
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      (Drachma)

      西暦1世紀当時にもまだ用いられていたギリシャの銀貨。(ルカ 15:8,9)アッティカのドラクマには,片面に女神アテナの頭像,裏面にはふくろうが描かれていました。ドラクマはイエスが地上で宣教を行なっておられたころには,3.4㌘くらいにまで価値が下がっていたようです。それで,現在の価格に換算すれば65㌣になります。西暦1世紀に,ギリシャ人はドラクマとデナリは等しいと考えていましたが,ローマ政府の公式の見解では,ドラクマの価値はデナリの4分の3とされていました。ユダヤ人は毎年,2ドラクマ(1ディドラクマ)の神殿の税を支払いました。―マタ 17:24。

  • 例え
    聖書に対する洞察,第2巻
    • (16)失われたドラクマ硬貨(ルカ 15:8-10)。 ルカ 15章1,2節に背景が示されています。また,この例えは,失われた一匹の羊に関する例えのすぐ後に置かれています。10節には適用の仕方が示されています。

      一ドラクマ硬貨には65セントの価値があり,それはほぼ一日分の賃金に相当しました。しかし,この失われた硬貨は,恐らく先祖伝来の家財か,一続きになった高価な装飾品の一部であり,十枚一組の硬貨として特別な価値を持つものだったようです。家の中の採光用の窓は,もしあったとしても大抵はごく小さいものだったので,捜すにはともしびをともすことが必要でした。それに,床は土だけでできている場合が多かったため,家を掃けば捜すのも楽になったでしょう。

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