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だれが死人の中から復活するかものみの塔 1965 | 6月15日
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32 マタイ伝 24章45節から51節にあるしもべのたとえの中で,他のどんな自称クリスチャンのグループが滅びに定められていますか。
32 クリスチャンと唱えていて,「不法の人」と同じ罰を受ける別のグループがあります。イエスはこのグループを預言的に指して「悪い僕」あるいは「あの悪いどれい」と言われました。(マタイ 24:48-51,新世。ルカ 12:45,46)これらは献身してバプテスマを受け,神の霊によって天の希望に生み出されたクリスチャンです。彼らは,イエスが「忠実な思慮深い僕」あるいは「忠実な思慮深いどれい」と呼んだ忠節なクリスチャン会衆と交わっていました。(マタイ 24:45-47,新世)しかし「悪い僕」を構成する者たちは反逆し,自分勝手に主の持ちものを運営し,肉欲をみたし,「忠実な思慮深い僕」を虐待します。
33 (イ)「悪い僕」は主の家の外にいる偽善者よりも罪が重いとなぜ言えますか。(ロ)イエスのたとえ話にある他のどんなグループがこのしもべと同類ですか。
33 主イエス・キリストは「悪い僕」が悪行にふけっているところを捕えて「厳罰」に処し,家の外に追い出して,宗教的偽善者と同じ目に会わせます。主の家にあって霊的に貴重なものを委ねられていたゆえに,クリスチャンの「悪い僕」は家の外の偽善者よりも罪が重いと言わなければなりません。またイスカリオテのユダが主イエス・キリストを裏切ったように,忠実なクリスチャンの兄弟を裏切った罪も負わねばなりません。彼らはユダと同じく復活を受けません。マタイ伝 25章15,16節,22節から30節のイエスのたとえ話で主人から1タラントを与えられた「悪い怠惰な僕」,およびルカ伝 19章13節,20節から27節のたとえ話の中で主人の1ミナを有利に用いなかった「悪い僕」も,前述の「悪い僕」と同類に入れられます。聖書から見るとき,これらの者が天の生命に復活する希望は皆無です。
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その2ものみの塔 1965 | 6月15日
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その2
1,2 (イ)テモテ前書 1章18節から20節において,パウロはどんな不忠実なクリスチャンのことを述べましたか。(ロ)彼らはどんな機会を失いましたか。
使徒パウロの時代の献身したクリスチャンの中に,霊的な復活を受けて主イエス・キリストと共に天の栄光と力にあずかる機会を台なしにした者がいました。使徒パウロはテモテに書き送った次の言葉の中で,それがどうして起きたかを示しています。
2 「わたしの子テモテよ。以前あなたに対してなされた数々の預言の言葉に従って,この命令を与える。あなたは,これらの言葉に励まされて,信仰と正しい良心とを保ちながら,りっぱに戦いぬきなさい。ある人々は,正しい良心を捨てたため,信仰の破船に会った。その中に,ヒメナオとアレキサンデルとがいる。わたしは,神を汚さないことを学ばせるため,このふたりをサタンの手に渡したのである」― テモテ前 1:18-20。
3,4 (イ)この2人が会衆に復帰することは,なぜ望めませんか。(ロ)これに関連して,こらしめられたのはだれですか。
3 これはヒメナオとアレキサンデルが最後に非を悟って神を汚すのをやめ,会衆に復帰してサタンの手から救われたという意味ではありません。献身してバプテスマを受けたこれら2人のクリスチャンがクリスチャンの信仰と清い良心を捨て,信仰の破船にあって破滅の海に沈んだ以上,そのようなことはあり得ません。
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