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「ことば」を紹介する愛されたヨハネものみの塔 1976 | 4月1日
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「ことば」を紹介する愛されたヨハネ
福音書の筆者たち,つまりマタイ,マルコ,ルカ,ヨハネの四人の中で,神のみ子イエス・キリストを「ことば」として紹介しているのはヨハネだけです。神のみ子に関して,ヨハネはこう記しています。『初めにことばがあった』。『こうして,ことばは肉体となった』。「その称えられる名は神のことばである」。(ヨハネ 1:1,14。啓示 19:13)霊感を受けたヨハネが,そうした称号をイエスに当てはめることができたのはなぜですか。それはイエスが,人間として地上に来る前,ご自分の天の父エホバ神に「ことば」,つまりスポークスマンあるいは代弁者として仕えていたからです。神が,『ご自分の備えた所に導かせる』ためにイスラエル人の前につかわしたみ使いも,また神がモーセに語りかけた際に仲立ちをしたみ使いも,やはりこの「ことば」であったに違いありません。―出エジプト 23:20,口; 3:2-5。
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「ことば」を紹介する愛されたヨハネものみの塔 1976 | 4月1日
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その上,イエスが人間となる前に存在していたことをわたしたちに教えている福音書の筆者はヨハネだけです。ヨハネは,この非常に重要な真理をもって福音書を書き出しています。「初めにことばがおり,ことばは神とともにおり,ことばは神であった。[ことばは神性をそなえていた,アメリカ訳。]この者は初めに神とともにいた。すべてのものは彼を通して存在するようになり,彼を離れて存在するようになったものは一つもない」。そして,『ことばは肉体となった』ことを述べてから,ヨハネは,同じ趣旨のことを示したバプテストの次のような証言を記しています。『(彼は)わたしより前に存在されたかたです』― ヨハネ 1:1-4,14,29,30。
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