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  • 割礼
    聖書に対する洞察,第1巻
    • この布告が出されて間もなく,パウロはテモテに割礼を施しましたが,それは信仰の問題としてではなく,彼らが宣べ伝えようとしていたユダヤ人に偏見を抱かせないようにするためでした。(使徒 16:1-3; コリ一 9:20)パウロは幾つかの手紙の中でこの論題を扱いました。(ロマ 2:25-29; ガラ 2:11-14; 5:2-6; 6:12-15; コロ 2:11; 3:11)パウロはフィリピにいる異邦人のクリスチャンたちに,『わたしたちは[心に]真の割礼のある者たちであり,神の霊によって神聖な奉仕をささげている』と書き送りました。(フィリ 3:3)また,コリントの人々には,「割礼には何ら意味がなく,無割礼にも何の意味もありません。ただ神のおきてを守り行なうことに意味があるのです」と書きました。―コリ一 7:19。

  • ギリシャ,ギリシャ人
    聖書に対する洞察,第1巻
    • イエスはスロフェニキア国籍の「ギリシャ人」である婦人の娘をいやされましたが(マル 7:26-30),この婦人はそのような意味で見分けられるべきギリシャ系の人だったようです。過ぎ越しに際して,『崇拝するために上って来た人々の中のギリシャ人』で,イエスに会わせて欲しいと願い出た人々は,ユダヤ人の宗教に改宗していたギリシャ人だったようです。(ヨハ 12:20。ヨハ 12:32で,『あらゆる人を自分のもとに引き寄せる』ことについて言われたイエスの預言的な言葉に注目。)テモテの父やテトスはそれぞれヘッレーンと呼ばれています。(使徒 16:1,3; ガラ 2:3)これはその二人がギリシャ系の人だったことを意味しているのかもしれません。しかし,ギリシャ人の一部の著述家には,ギリシャ語を話し,ギリシャ文化を取り入れた,ギリシャ人ではない人々を指してヘッレーネスを用いる傾向があったと言われていることや,先に考慮したように,パウロもこの語を他を代表する意味で使っていることを考えると,それら二人の人はこの後者の意味でのギリシャ人であった可能性も認められます。とはいえ,そのギリシャ婦人がスロフェニキアにいたこと,あるいはテモテの父が小アジアのルステラに住んでいたこと,さらにはテトスがシリアのアンティオキアに住んでいたと思われることは,これらの人たちが人種上ギリシャ人ではなかった,つまりギリシャ人の子孫ではなかったことを証明するものではありません。というのは,それらの地域には皆,ギリシャ人の入植者や移民がいたからです。

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