-
頭の覆い聖書に対する洞察,第1巻
-
-
(かしらのおおい)(Head Covering)
頭の覆いは服飾品の一つであるほかに,神の僕たちの間で頭の権と服従に関連した霊的な意義を持っています。使徒パウロは,クリスチャン会衆内で施行される,神の定められた頭の権の原則を説明し,「すべての男の頭はキリストであり,女の頭は男であり,キリストの頭は神です」と述べています。(コリ一 11:3)パウロの指摘するところによれば,頭の覆いは,女が会衆内で祈ったり預言したりする場合,しかるべき神権的な権威に服して,男の頭の権を認める際に身に着けるべき「権威のしるし」です。―コリ一 11:4-6,10。
-
-
頭の覆い聖書に対する洞察,第1巻
-
-
同使徒は,神の会衆がこの手順に従うべき強力な理由として,「救いを受け継ごうとしている者たちに仕えるために遣わされた」神のみ使いたちのことを指摘しています。(ヘブ 1:13,14)これらの力ある霊者たちは,クリスチャンが神の取り決めの中のあるべき地位にとどまることによって,神権的な秩序と清い崇拝が神のみ前で保たれてゆくことに関心を抱き,心を砕いています。―コリ一 11:10。
-
-
頭の権聖書に対する洞察,第1巻
-
-
女の地位 古代には,女は服従を示すために状況によっては頭の覆いをしました。(創 24:65)使徒パウロはクリスチャン会衆内の頭の権の取り決めについて論じた際,女は会衆内で,神が男に割り当てられた立場に就いて祈ったり預言したりするようなことがあるなら,頭に覆いを着けなければならないと説明しました。女は,祈りや預言を行なう献身した男子がその場にいないために一時的にそうしたことを行なう場合,たとえ長い髪があるにしても,服従を示すのに自分の長い髪だけで十分だと主張してはなりません。むしろ,自分自身の行動に柔順と男の頭の権を認めていることが表われるようにすべきです。クリスチャンの女は,「権威のしるし」としての頭の覆いを着けることによってこのことを行ないます。このことは「み使いたちのために」行なうべきです。み使いたちは,クリスチャンの行動を見守っており,クリスチャン会衆に仕える者として会衆のことを気遣っているのです。クリスチャンの女は霊的な理由で必要とされる時に頭の覆いを着けることによって,頭の権に関する神の取り決めを認めます。―コリ一 11:5-16; ヘブ 1:14。
-