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信仰のゆえに憎まれるものみの塔 1998 | 12月1日
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17 1世紀のクリスチャンの宣べ伝える業が効果的であったことを何が示していますか。
17 1世紀のクリスチャンは,妥協することのない熱心さをもって神の王国の良いたよりを宣べ伝えました。(マタイ 24:14)西暦60年ごろにはすでに,良いたよりは「天下の全創造物の中で宣べ伝えられた」と,パウロは言うことができました。(コロサイ 1:23)1世紀の末までに,イエスの追随者たちは,ローマ帝国の至る所で ― アジア,ヨーロッパ,アフリカで ― 弟子を作っていました。「カエサルの家」の成員の中にさえ,クリスチャンになった人がいました。a (フィリピ 4:22)こうした熱心な伝道は憤まんを生じさせました。「キリスト教は着実にあらゆる階層の人々の間に広まり,国家宗教を……覆すほどの脅威となった」と,ネアンダーは述べています。
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信仰のゆえに憎まれるものみの塔 1998 | 12月1日
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a 「カエサルの家」という表現は,必ずしも当時政権を握っていたネロの直系の家族の成員を指すわけではありません。むしろ,皇室とその職員のために恐らく料理や掃除などの家事を行なった家僕や下級官吏に当てはまるかもしれません。
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