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人類に対するわたしたちの愛を広げるものみの塔 1974 | 6月1日
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14 霊的な援助を与えることが今日とくに急を要するのはなぜですか。
14 物質面で人に与えるよりさらに重要なのは,クリスチャンが与えることのできる霊的な面での援助です。特に今,これは急を要する問題であり,人の生死を左右する事がらです。どうしてですか。聖書の預言と,それの成就となる実際のできごととは,西暦1914年以来の世代が「終わりの時」を迎えていることを証明しています。(マタイ 24:3-14,32-34。ルカ 21:25,26。テモテ第二 3:1-5。啓示 6:2-8)a つまり,献身してみ子の弟子となり,エホバ神のしもべとなっていない人はみな,自分の命を失うかもしれない危険な立場に立っているのです。
15 今日の人々の立場は,神の裁きが執行された以前の幾つかの場合にそれに直面した人々の立場とどのように異なっていますか。
15 どこにいる人もこの危険について知らされなければなりません。今日の人々の立場は,以前に神の裁きが執行された幾つかの場合にそれに直面した人々の立場と異なっています。例えば,エホバ神がバビロニア人を用いて不忠実なユダとエルサレムに対する裁きを執行したさいに滅びた幾千人の人々は,そうでなくてもやがて死ぬことになっていました。そして,彼らの死は全くの滅亡を意味していたわけではありません。しかし,神を知ろうとせず,イエス・キリストについての「良いたより」に従わない人々に対して今の世代に表明される裁きは最終的なものです。聖書はこう述べています。「この同じ者たちは,主のみまえから,またその力の栄光から離れて永遠の滅びという司法上の処罰を受けます」。(テサロニケ第二 1:9)「これらの者は去って永遠の切断にはいりま(す)」。(マタイ 25:46)一方,その滅びを生き残る人々は,その後何年か生きたのちにやはり死ぬのではありません。彼らの前には,病気や悲しみや苦痛から解放されて永遠に生きる見込みがあるのです。―啓示 7:14-17; 21:3-5。
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読者からの質問ものみの塔 1974 | 5月15日
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しかし異邦人の世界全体が神と和解すべく選ばれたのではなく,また決してそうならないことは明らかです。もしそうでないとすれば,主イエス・キリストとそのみ使いたちが不敬虔な者たちに対して行動を起こす理由はないはずです。しかしその処置はとられるのです。このことについては次のように書かれています。「あなたがたに患難をもたらす者に患難をもって報い,一方患難を忍ぶあなたがたには,主イエスがその強力な使いたちを伴い,燃える火のうちに天から表わし示される時,わたしたちとともに安らぎをもって報いることこそ,神にとって義にかなったことであると言えるからです。彼はそのさい,神を知らない者と,わたしたちの主イエスについての良いたよりに従わない者に報復をするのです。この同じ者たちは,主のみまえから,またその力の栄光から離れて永遠の滅びという司法上の処罰を受けます」。(テサロニケ第二 1:6-9)テサロニケのクリスチャンたちが,ユダヤ人と非ユダヤ人の両方から苦しめられたことは注目に価します。(使徒 17:5-9)したがって,ユダヤ人は全部改宗する,だからイエス・キリストから不利なさばきを受けるのは非ユダヤ人だけであると主張する根拠はありません。
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