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いつもエホバに依り頼みなさいものみの塔 2015 | 4月15日
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2 使徒パウロがローマで2度目に投獄された時は,そうした不穏な状況が見られたようです。仲間のクリスチャンは助けに来てくれるでしょうか。パウロは当初,そのような不安を抱いたかもしれません。テモテにこう書き送っています。「わたしの最初の弁明の時,だれもわたしの側に立たず,みんながわたしを見捨てるようになりました ― そのことが彼らの勘定に付けられることがありませんように」。とはいえパウロは,自分が孤立無援ではなかったことを認めています。こう述べています。「しかし,主はわたしの近くに立って,わたしに力を注ぎ込んでくださいました」。そうです,主イエスがパウロに必要な力を与えてくださいました。それは実際的な助けでしたか。パウロは,「わたしはライオンの口から救い出された」と述べています。―テモ二 4:16,17。a
3 パウロは,その経験を思い出すことで強められ,エホバの力によって現在の試練や将来生じる困難にも耐えられる,と確信できたに違いありません。続く節でこう述べているからです。「主はわたしをあらゆる邪悪な業から救い出し……てくださるでしょう」。(テモ二 4:18)人間からの助けには限界があっても,エホバとみ子はいつも現実的な助けを与えてくださる,ということを知っていたのです。
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いつもエホバに依り頼みなさいものみの塔 2015 | 4月15日
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「ライオンの口」
10-12. (イ)慢性的な病気の家族を介護しているクリスチャンは,どんな難しい状況に直面することがありますか。(ロ)困難な時にエホバに依り頼むなら,その人とエホバとの関係はどうなりますか。例を挙げて説明してください。
10 あなたも厳しい試練に直面すると,「ライオンの口」に捕らえられそうになった使徒パウロと同じ心境になるかもしれません。そういう時に,エホバに依り頼むのは容易ではありません。しかし,そういう時こそ,エホバに依り頼むことが絶対に必要です。例えば,あなたが慢性的な病気を抱える家族の介護をしているとしましょう。あなたはエホバに知恵と力を祈り求めました。b そして,自分にできることをすべて行ないました。ですから,エホバが目を留めてくださっていることや,忠実に忍耐するのに必要な助けを与えてくださることを確信できます。それは,安心感をもたらすのではないでしょうか。―詩 32:8。
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いつもエホバに依り頼みなさいものみの塔 2015 | 4月15日
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a パウロが「ライオンの口」から救い出されたのは,文字どおりの意味かもしれず,比喩的な意味かもしれません。
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