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    聖書に対する洞察,第2巻
    • 従順な人間,つまり「腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つ」ようになる「創造物」には,王国の支配のもとでの大きな祝福が保証されています。(ロマ 8:19-21。「神の子(たち)」[神の子供の栄光ある自由]を参照。)神によって約束され,創造される事物の体制には,「義が宿ります」。(ペテ二 3:13)その設立が確実であるということは,ヨハネの黙示録の幻と,「わたしは,新しい天と新しい地を見た」というヨハネの言葉によって強調されています。―啓 21:1-5。

  • 天
    聖書に対する洞察,第2巻
    • 「天の召しにあずかる人たち」(ヘブ 3:1)である,イエスに追随するクリスチャンは,キリストと結び付いた「相続人」としての割り当てを神から受けており,神はキリストにより『すべてのものを再び集める』ことを意図されました。「天にあるもの」,つまり天的な命に召されている人たちは,そのようにしてキリストを通して集められ,神と結び付く最初の者たちです。(エフェ 1:8-11)彼らの相続財産は「天に取って置かれて」います。(ペテ一 1:3,4; コロ 1:4。ヨハ 14:2,3と比較。)彼らは天に「登録され」,その「市民権」は天にあります。(ヘブ 12:20-23; フィリ 3:20)彼らは,ヨハネの幻の中で「天から,神のもとから下って来る」と描かれている「新しいエルサレム」を構成します。(啓 21:2,9,10。エフェ 5:24-27と比較。)この幻の冒頭で,これは「新しい天と新しい地」に関するものであると述べられているので(啓 21:1),その後に描かれている事柄の中に新しい天と新しい地の両方が出て来るはずです。したがって,「新しい天」は当然,キリストとその「花嫁」である「新しいエルサレム」に相当し,「新しい地」は,3節と4節に描かれているように,彼らの臣民となり,彼らの支配によって祝福を受ける『人々の民』であると理解できます。

      第三の天 使徒パウロはコリント第二 12章2-4節で,「第三の天に連れ去られ」,「パラダイスに」入った人について述べています。ほかの人がそのような経験をしたとは聖書の中に記されていないので,これは使徒パウロ自身の経験であろうと考えられています。ある人たちは,パウロが言及している第三の天を,天には幾つかの段階があり,全部で「七つの天」になるというラビの古い見解と関連づけようとしましたが,この見解には聖書的な根拠がありません。これまで見てきたように,天が幾つかの階や段階に分けられているかのような明確な説明を加えている箇所はありません。むしろ,それが地球の大気のある大空の中の天なのか,宇宙空間の天なのか,霊的な天なのか,それとも何かほかのものに言及しているのかを見定めるには,文脈に頼らなければなりません。ですから,「第三の天」に言及している箇所は,メシア王国の支配が最高度に優れたものであることを示唆しているようです。イザヤ 6章3節,エゼキエル 21章27節,ヨハネ 21章15-17節,啓示 4章8節では,強調するためだと思われますが,種々の語や表現が3度繰り返されていることに注目してください。

      以前の天と地は過ぎ去る ヨハネの幻は「以前の天と以前の地」が過ぎ去ることに言及しています。(啓 21:1。啓 20:11と比較。)クリスチャン・ギリシャ語聖書の中では,地上の諸政府とその民がサタンの支配を受けていることが示されています。(マタ 4:8,9; ヨハ 12:31; コリ二 4:3,4; 啓 12:9; 16:13,14)使徒パウロは,独自の政府と権威と世の支配者を持つ,「天の場所にある邪悪な霊の勢力」に言及しました。(エフェ 6:12)ですから,「以前の天」が過ぎ去るとは,サタンと配下の悪霊たちに影響された政治上の諸政府が終わりを迎えるという意味です。これは,「今ある天」の火による滅びに関するペテロ第二 3章7-12節の記述と調和します。同様に,啓示 19章17-21節は,世界的な政治体制と支持者たちの滅びを描写し,象徴的な野獣が「硫黄で燃える火の湖に投げ込まれ」ると述べています。(啓 13:1,2と比較。)悪魔自身については,啓示 20章1-3節に,千年のあいだ「底知れぬ深みに」投げ込まれ,それから「しばらくのあいだ解き放される」と示されています。

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