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まばゆいばかりに輝く都啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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19 (イ)ヨハネは人類に祝福を向ける新しいエルサレムをどのように描写していますか。(ロ)「命の水の川」はいつ流れますか。どうしてそれが分かりますか。
19 このまばゆいばかりの新しいエルサレムは,すばらしい祝福を地上の人類に向けます。ヨハネが次に知るのはそのことです。「また彼は,水晶のように澄みきった,命の水の川をわたしに見せてくれた。それは神と子羊とのみ座から出て,その大通りの中央を流れていた」。(啓示 22:1,2[前半])この「川」はいつ流れますか。それは「神と子羊とのみ座から」流れ出ますから,1914年に主の日が始まった後としか考えられません。その年は,第七のラッパを吹き鳴らして告げ知らされた出来事が起こり,「今や,救いと力とわたしたちの神の王国とそのキリストの権威とが実現した」という,すばらしい発表が行なわれる時でした。(啓示 11:15; 12:10)終わりの時の間,霊と花嫁は,命の水を価なくして受けるよう,正しい心を持つ人たちを招いてきました。そのような人たちはこの川の水を,この事物の体制の終わりまで引き続き入手でき,その後,新しいエルサレムが「天から,神のもとから下って来る」新しい世でも入手できます。―啓示 21:2。
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まばゆいばかりに輝く都啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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23 (イ)命の水の川が新しいエルサレムの大通りの中央を通って流れるのは,どうして適切なことですか。(ロ)命の水が豊富に流れる時,アブラハムに対する神からのどんな約束が成就しますか。
23 千年統治期間中,贖いの益はイエスとその14万4,000人の従属の祭司を通して十分に適用されます。それで,適切なことに,命の水の川は,新しいエルサレムの大通りの中央を通って流れます。このエルサレムは霊的なイスラエルで構成されており,この霊的なイスラエルはイエスと共になって,アブラハムの真の胤を構成します。(ガラテア 3:16,29)ですから,命の水がこの象徴的な都の大通りの中央を通って豊富に流れる時,「地のすべての国の民」は,アブラハムの胤によって自らを祝福する十分の機会に恵まれ,アブラハムに対するエホバの約束は完全に成就します。―創世記 22:17,18。
命の木
24 今や,ヨハネは命の水の川の両岸に何があるのを見ますか。それらのものは何を表わしていますか。
24 エゼキエルの幻では,その川は奔流にさえなり,この預言者は実を結ぶ,あらゆる種類の木がその奔流の両岸に生えているのを見ました。(エゼキエル 47:12)では,ヨハネは何を見ますか。それは次のようなものです。「そして,川のこちら側と向こう側には,月ごとに実を生じ,実を十二回生み出す,命の木があった。そして,その木の葉は諸国民をいやすためのものであった」。(啓示 22:2[後半])これらの「命の木」もまた,従順な人類にとこしえの命を与えるためのエホバの備えの一部を表わしているに違いありません。
25 エホバは全地球的な楽園で,こたえ応ずる人たちのためにどんな豊かな備えを設けてくださいますか。
25 エホバは,こたえ応ずる人たちのために何と豊かな備えを設けてくださるのでしょう。それらの人たちは,人をさわやかにするその水にあずかるだけでなく,絶えず生じて,命を支える多種多様な実をも,それらの木から取ることでしょう。ああ,わたしたちの最初の二親が,エデンの楽園<パラダイス>の同様な『好ましい』備えで満足してさえいたら,どんなに良かったのでしょう。(創世記 2:9)しかし,今や,全地球的な楽園<パラダイス>が出現して,エホバは「諸国民をいやす」ためのそれらの象徴的な葉によって,必要な備えをさえ設けてくださるのです。c 今日,調合されている薬や薬草その他のどんなものよりもはるかに優れた薬効のある,それらの象徴的な葉を用いて苦しみが和らげられると,信仰の厚い人々は霊的にも肉体的にも完全な状態に引き上げられてゆきます。
26 命の木は何を包含しているかもしれませんか。それはどうしてですか。
26 その川によって良く潤されるそれらの木は,子羊の妻の14万4,000人の成員を包含しているかもしれません。それらの人たちもまた,地上にいる間,イエス・キリストを通して設けられている,命を得るための神の備えからの水を飲んでいます。興味深いことに,それら霊によって生み出されたイエスの兄弟たちは預言的に「義の大木」と呼ばれています。(イザヤ 61:1-3。啓示 21:6)彼らはエホバに賛美をもたらす多くの霊的な実をすでに生み出してきました。(マタイ 21:43)そして,千年統治の期間中,罪と死から「諸国民をいやす」のに役立つ,贖いの備えの益を分け与えることにあずかります。―ヨハネ第一 1:7と比較してください。
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