50 エホバはこう言う。
「私が去らせたという,あなたたちの母親の離婚証書+はどこにあるのか。
私がどの債権者にあなたたちを売ったというのか。
あなたたちは自分の過ち+のために売られたのであり,
母親はあなたたちの違反のために追い出されたのだ+。
2 私が来た時,誰もいなかったのはどうしてか。
私が呼んだ時,誰も答えなかったのはどうしてか+。
私の腕は,救うには短過ぎるというのか。
私には救い出す力がないというのか+。
私は海を叱りつけて干上がらせ+,
川を砂漠に変える+。
水がないために魚は腐り,
乾き切って死ぬ。
3 私は天に暗闇をまとわせ+,
粗布で覆う」。
4 主権者である主エホバは,私に話し方を教えてくださった+。
疲れた人に適切な言葉で答えられるように+。
神は毎朝,私を目覚めさせてくださり,
私が生徒のように耳を澄まして聞けるようにしてくださる+。
5 主権者である主エホバが私の耳を開いてくださった。
私は反抗的ではなく+,
背を向けることはなかった+。
6 打ちたたく者たちに背中を差し出し,
ひげを引き抜く者たちに頰を差し出した。
侮辱や唾から顔を覆い隠さなかった+。
7 主権者である主エホバが私を助けてくださる+。
そのため,私は屈辱を感じない。
そのため,私は顔を火打ち石のようにした+。
恥をかくことはないと知っている。
8 私を正しいと認めてくださる方が近くにいる。
誰が私を訴えられるだろうか+。
裁きの場に共に立とう。
私に対して訴訟を起こすのは誰か。
私に近寄るがいい。
9 主権者である主エホバが私を助けてくださる。
誰が私に有罪を宣告するのか。
彼らは皆,衣服のように擦り切れ,
蛾に食い尽くされる。
10 あなたたちのうち誰が,エホバを畏れて,
その方に仕える者の声に耳を傾けているか+。
誰が,光のない深い闇の中を歩んできたか。
その人はエホバの名に信頼を置き,自分の神に頼れ。
11 「火を付けて,火花を散らしている者たち,
あなた方は皆,自分の火の光の中を,
自分が生じさせた火花の中を歩め。
あなた方は私の手により,
ひどく苦しんで横たわることになる。