6 エホバの箱+は7カ月間,フィリスティア人の領土にあった。 2 フィリスティア人は祭司と占い師たち+を呼んで,尋ねた。「エホバの箱をどうしたらよいか。どうやって元の場所に送り返したらよいか教えてほしい」。 3 彼らは答えた。「イスラエルの神エホバの契約の箱を送り返すのなら,捧げ物なしで送り返してはなりません。必ず有罪の捧げ物と一緒に返すべきです+。そうすれば,皆さんは癒やされ,なぜ神が皆さんを処罰し続けるのかが分かります」。 4 するとフィリスティア人は,「どんな有罪の捧げ物を送るとよいか」と尋ねた。彼らは言った。「フィリスティア人の領主の人数に合わせて+,5つの金の痔と5つの金のネズミを送ってください。皆さんも領主たちも同じ神罰を受けているからです。 5 痔の像と,土地を荒らしているネズミの像+を作り,イスラエルの神を敬わなければなりません。神はおそらく,皆さんと皆さんの神と土地への処罰を軽くしてくださるでしょう+。 6 皆さんは,エジプトやファラオのように心を固くしてはいけません+。イスラエルの神の厳しい扱いにより+,彼らはイスラエルを去らせざるを得なくなり,イスラエルは出ていきました+。 7 それで,新しい牛車を1台と,くびきを付けたことがない,子牛のいる雌牛を2頭用意してください。雌牛は牛車につなぎ,子牛は離して帰らせます。 8 エホバの箱を牛車に載せ,有罪の捧げ物として神に送る金の像はその横の入れ物に入れます+。そしてそれを送り出し, 9 見守ります。もしそれが元の土地,ベト・シェメシュ+への道を上っていけば,私たちに災厄をもたらしたのは神です。しかし,そうならなければ,災厄は神によるのではなく偶然に起きたことだったのです」。
10 人々はその通りにした。子牛のいる雌牛2頭を用意して牛車につなぎ,子牛は小屋に入れた。 11 エホバの箱を牛車に載せ,金のネズミと痔の像を入れた入れ物も載せた。 12 雌牛はベト・シェメシュ+への道を真っすぐ進んだ。1本の街道を鳴きながら進み,右にも左にもそれなかった。その間ずっと,フィリスティア人の領主たちはベト・シェメシュの境界まで後を付いていった。 13 ベト・シェメシュの人たちは谷あいの平原で小麦の刈り入れをしていた。目を上げて箱を見ると,喜びにあふれた。 14 牛車はベト・シェメシュの人ヨシュアの土地に入り,大きな石の近くに止まった。彼らは牛車の木を割り,雌牛+を全焼の捧げ物としてエホバに捧げた。
15 レビ族の人たち+がエホバの箱と,金の像が入った入れ物を降ろし,大きな石の上に置いた。ベト・シェメシュ+の人たちは全焼の捧げ物を捧げ,その日,ほかの犠牲もエホバに捧げた。
16 フィリスティア人の5人の領主はそれを見て,その日,エクロンに帰っていった。 17 フィリスティア人がエホバに有罪の捧げ物として送った金の痔は+,アシュドド+のために1つ,ガザのために1つ,アシュケロンのために1つ,ガト+のために1つ,エクロン+のために1つである。 18 金のネズミの数は,防備された町から無防備の田舎の村まで,5人の領主のものであるフィリスティア人の町全部の数に相当した。
彼らがエホバの箱を据えた大きな石は,記念碑として今もベト・シェメシュの人ヨシュアの土地にある。 19 神はベト・シェメシュの人たちを打った。彼らがエホバの箱を見たからである。民のうち5万70人が打たれて死んだ。エホバが大勢の人を死なせたので+,民は嘆き悲しんだ。 20 ベト・シェメシュの人たちは言った。「この聖なる神エホバの前に誰が立てるだろう+。私たちの所から離れて別の人たちの所へ行ってくださらないだろうか+」。 21 彼らはキルヤト・エアリム+の住民に使者たちを送り,こう伝えさせた。「フィリスティア人がエホバの箱を返してきました。下ってきて,あなたたちの所へ持っていってください+」。