7. 家族に「頭」が必要なのはどうしてですか。
7 聖書のコリント第一 11章3節には,「全ての男性の頭はキリストであり,女性の頭は男性であり,キリストの頭は神です」とあります。夫には「頭」として家族をまとめる責任があるということです。まとめる人がいないと,家族はばらばらになってしまいます。
8. 夫にどのように接することが大切ですか。
8 夫が間違いをすることもあります。でも妻が夫の決めたことを尊重し,うまくいくよう喜んで協力するなら,家族みんなのためになります。(ペテロ第一 3:1-6)「妻は夫を深く敬うべきです」と聖書は言っています。(エフェソス 5:33)夫が聖書を信じていない場合はどうでしょうか。それでも,夫を深く敬うことが大切です。こう勧められています。「妻の皆さん,夫に従ってください。そうすれば,神の言葉に従順でない夫であっても,言葉ではなく妻の振る舞いによって,引き寄せられるでしょう。皆さんの深い敬意がこもった清い振る舞いを見るからです」。(ペテロ第一 3:1,2)夫を心から支えるなら,聖書から良いことを学んでいると思ってくれるかもしれません。
9. (ア)夫の言うことに同意できない時は,どうしたらよいですか。(イ)テトス 2章4,5節にはどんなアドバイスがありますか。
9 夫の言うことに同意できない時は,どうしたらよいでしょうか。聖書には,アブラハムという男性が,妻のサラから自分とは違う意見を言われた時のことが書かれています。エホバはアブラハムに何と勧めたでしょうか。「彼女の願いを聞き入れなさい」と言いました。それで,夫に自分の思っていることを伝えるのは間違っていない,ということが分かります。丁寧な言葉で自分の考えを伝えましょう。(創世 21:9-12)夫が最終的に決めたことが聖書に反していないなら,その決定を尊重します。(使徒 5:29。エフェソス 5:24)妻として,夫や子供のために家のことに気を配りましょう。(テトス 2:4,5を読む。)みんなのために一生懸命な母親は,家族にとってかけがえのない存在です。(格言 31:10,28)
10. 別居と離婚について聖書は何と言っていますか。
10 簡単に別居したり離婚したりする夫婦もいます。でも聖書は,「妻は夫から離れるべきではありません。……夫も妻のもとを去るべきではありません」と言っています。(コリント第一 7:10,11)極端な状況では別居することもあり得ますが,慎重に考えるべきです。離婚はどうでしょうか。聖書によると,離婚してよいのは相手が別の人と性関係を持った場合だけです。(マタイ 19:9)