イエスによると,クリスチャンはバプテスマを受けなければいけません。(マタイ 28:19,20を読む。)バプテスマとは何でしょうか。バプテスマを受けるには何をする必要があるでしょうか。
1. バプテスマって何?
「バプテスマ」という言葉は,水に「浸す」という意味のギリシャ語から来ています。イエスはバプテスマを受けた時,ヨルダン川に浸され,「水から上が」りました。(マルコ 1:9,10)同じように,本物のクリスチャンは全身を水に沈められることによってバプテスマを受けます。
2. バプテスマは何のために受ける?
人はバプテスマを受けることによって,エホバ神に献身したことを示します。献身するとはどういうことでしょうか。エホバに永遠に仕えたいと思っていることを,エホバへの祈りの中で伝えることです。エホバだけを崇拝することや,エホバの望むことを生活の中で最優先することを,バプテスマを受ける前に約束します。「自分を捨て」,イエスの教えや手本に「絶えず……従」う生き方を選びます。(マタイ 16:24)献身しバプテスマを受けた人は,エホバや仲間のクリスチャンとの深い友情を楽しめます。
3. バプテスマを受けるにはどうしたらいい?
エホバについて学び,信仰を育てることが大切です。(ヘブライ 11:6を読む。)知識が増え,信仰が強くなると,エホバへの愛も強くなっていきます。エホバについて人に伝えたい,エホバの教えに沿った生き方をしたい,と思うようになります。(テモテ第二 4:2。ヨハネ第一 5:3)「エホバに仕える人にふさわしい歩み方をし,全ての点で神に喜ばれ」るようにしているなら,神に献身してバプテスマを受けることができます。(コロサイ 1:9,10)
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イエスのバプテスマからどんなことが分かるでしょうか。バプテスマという大切なステップを目指してどんなことをするといいでしょうか。
4. イエスのバプテスマから分かること
イエスのバプテスマについて詳しく知るために,マタイ 3章13-17節を読んでください。それから次のことを考えましょう。
イエスはバプテスマを受けた時,神から与えられた特別な仕事を開始しました。ルカ 3章21-23節とヨハネ 6章38節を読んで,次のことを考えましょう。
5. バプテスマを目指す
初めは,献身してバプテスマを受けるなんて自分には無理だ,と思うかもしれません。でも聖書を学んでいくと,自分もバプテスマを受けられる,ぜひ受けたい,と思うようになります。バプテスマを受けるという重要な決定をした人たちについての動画を見てください。
ヨハネ 17章3節とヤコブ 1章5節を読んで,次のことを考えましょう。
献身とは,エホバに永遠に仕えたいと思っていることを祈りで伝えること。
バプテスマを受けると,神に献身したことを周りの人たちに示すことになる。
6. バプテスマを受けるとエホバの家族の一員になる
バプテスマを受けると,一つに結ばれた世界的な家族の一員になります。エホバの証人は,生まれた国や生い立ちにかかわらず,皆が同じことを信じ,善悪に関する同じ基準に従います。詩編 25編14節とペテロ第一 2章17節を読んで,次のことを考えましょう。
こう言う人もいる: 「まだバプテスマを受ける心の準備ができていない」。
まとめ
イエスが教えた通り,クリスチャンはバプテスマを受けなければならない。バプテスマを受けるには,エホバへの信仰を強くし,エホバの教えに従って生活し,エホバに献身する必要がある。
復習
バプテスマとは何ですか。バプテスマが大切なのはどうしてですか。
献身とバプテスマにはどんな関係がありますか。
献身してバプテスマを受けるには,どんなことをする必要がありますか。