王国会館にメンテナンスが必要で,その費用が運営費の2,3カ月分を超える場合,長老たちはLDCのメンテナンス・トレーナーに相談します。LDCがプロジェクトを承認すれば,その費用は普通,世界的な活動のための寄付によって賄われます。2023奉仕年度には8793のプロジェクトが実施され,7660万ドル(約115億円)の費用がかかりました。そのうちの2つのプロジェクトを見てみましょう。
アンゴラの築15年の王国会館はさまざまな問題を抱えていました。電気関係の設備は耐用年数を超えていて,壁にはひびが入っていました。近所からは,あふれた雨水が自分たちの敷地に入ってきて困ると言われていました。LDCはプロジェクトを立ち上げ,これらの問題を解決することにしました。9285ドル(約139万円)の費用がかかりました。近隣の人たちから感謝されました。みんな作業の様子を見て感心していました。
改装後の王国会館,アンゴラ
ポーランドのある王国会館は屋根から雨漏りし,カーペットがぼろぼろになっていました。LDCの承認の下,屋根の修理と防水工事を行い,カーペットを取り替えました。このプロジェクトには9757ドル(約146万円)かかりました。おかげで,この先何年も王国会館の大規模な改装をする必要はなくなりました。
改装中の王国会館,ポーランド