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  • MEPS導入の原因となった産業界における変化
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目ざめよ! 1984
目84 7/22 19–25ページ

MEPS ― 出版の分野での大躍進

この雑誌の2ページをご覧になって,「目ざめよ!」誌が51か国語で発行されていることにお気づきになったかもしれません。本誌の姉妹誌である「ものみの塔」誌は102か国語で発行されています。これらの雑誌は年間を通して毎月,合計4,000万部ほど印刷されています。

それに加えて,ものみの塔聖書冊子協会は165か国語を上回る言語で,聖書を説明する書籍や小冊子を出版しており,毎年そのような出版物を幾千万冊も印刷しています。これだけの文書をこれほど多くの言語で生産するにはどんなことが求められるかお考えになったことがありますか。それは複雑で,膨大な仕事です。

雑誌や書籍は最初に英語で出版されます。その後,これらの雑誌の他国語版に同じ情報が出るまでには概して3ないし6か月かかります。そして書籍となると,ある言語では読者が首を長くして待っていても,出版できるようになるまでに幾年もかかることが珍しくありません。しかし,MEPSのおかげで事情は変化してきています。

MEPSとは何か。それはなぜ造られたのか

MEPSは,英語でMultilanguage Electronic Phototypesetting System(多言語電算写植システム)の略称です。これは,文書を多くの言語で迅速に出版するためにエホバの証人自身が開発したシステムです。エホバの証人がMEPSを開発したのは,証人たちが多くの言語で聖書文書を印刷しており,それほど多くの言語での出版に適したシステムが世界中どこにもなかったからです。

そのような多言語出版システムが世界中どこにもなかったのはなぜでしょうか。端的に言うと,ほとんどどんな印刷も利潤を上げるために行なわれているからです。ものみの塔協会の出版物が生産されている言語の中には,文書を生産するためにコンピューター化したシステムを開発しても,そのコストに見合うだけの利潤の上がらないような言語が少なくありません。しかし,エホバの証人は利潤を上げるために印刷をしているのではありません。聖書文書を印刷するエホバの証人の唯一の目的は,エホバ神とその王国政府について学ぶようあらゆる国や言語の人々を助けることです。―マタイ 6:9,10; 24:14。

実際のところ,多言語出版システムを開発するのに,エホバの証人以上に恵まれた立場にある組織は世界にありませんでした。なぜならエホバの証人は資料を165以上の言語に定期的に翻訳してきたからです。ですから,エホバの証人自身の翻訳者たちから,MEPSを作り出すために必要な言語に関する情報を手に入れることができました。

MEPS導入の原因となった産業界における変化

読者の中にはご存じの向きも多いと思いますが,出版業界は過去20年ほどの間に新しい生産方式によって大変革を経てきました。19世紀以来,ライノタイプを操作する人々は,熱い溶けた鉛で1行文の金属製の活字を作る作業をしてきました。スラッグと呼ばれるこの1行文の金属の活字は,次に組版工の手でページに組まれてゆきました。こうした金属活字のページから,重い鉛版を鋳造するための型が取られ,それから造られた鉛版が活版輪転機に取りつけられました。

1960年代の初めには,新聞,雑誌および書籍のほとんどは活版印刷機で印刷されていました。今日では活版印刷機で印刷されているものは事実上ないと言っても過言ではありません。熱い鉛から造られる活字で印刷する方式は,一夜にしてと言ってもよいほど短期間に廃れてしまいました。熱い鉛を使っていた工場はすぐに,印刷を続けていきたければ業界と共に変化することを余儀なくされました。ですから今では,新聞,雑誌および書籍の印刷はほとんど全部,平版オフセット印刷機で行なわれています。

1978年1月に,ニューヨーク市ブルックリンにあるエホバの証人の本部工場で,オフセット輪転機を使っての印刷が始まりました。その方法で印刷された最初の出版物は,カラーのさし絵が入った「わたしの聖書物語の本」でした。オフセット印刷の場合,活版印刷と違って印刷される部分が浮き出しているのではなく,周囲と同じ面に,つまり同じ高さにあります。a これは,印刷したページの写真を撮り,そのフィルムを使って薄いオフセット版を造る方法です。

ものみの塔協会が出版した「わたしの聖書物語の本」や他の文書を生産するための薄いオフセット版を造るのに,ライノタイプで造ったページの清刷りの写真を撮らなければなりませんでした。次いでそのフィルムのネガを,写真やさし絵のネガと組み合わせていたのです。熱い鉛から活字を造り出すこのゆっくりとした,機械的な,印刷の前工程を,もっと速い何らかの方法に替えなければなりませんでした。どうしたらそれができるのか,エホバの証人の一グループがその方法を検討しました。

二つのチームによる努力

これらの証人たちは,ブルックリンの本部工場のために電算植字組版システムを開発することの急務を見て取りました。同時に,世界中のエホバの証人の支部で,印刷工場を持つ数々の支部のためにも,多言語植字組版システムを開発する必要があることをも認めました。

こうした必要にこたえるために,エホバの証人の一チームが,ブルックリンで,IBM大型メインフレーム・コンピューターおよびIBMテキスト入力端末,そしてオートロジック社製写植機を使ったシステムに取り組み始めました。150㌔ほど離れたニューヨーク州ウォールキルの近くにあるものみの塔農場では,もう一つのチームがMEPSと呼ばれる自家製のシステムに取り組み始めました。

ブルックリンのチームは,主にIBMの装置,つまりハードウェアを使って,優れたプログラム,つまりソフトウェアを開発しました。IBMは後日このプログラムを,“Integrated Publishing System(統合出版システム)”あるいはIPSと名づけました。高く評価されている「出版システムに関するシーボルド・リポート」の第12巻第1号,1982年9月13日号はこう述べています。

「IBMは業界におけるその影響力を再び高めようとしている。そのために同社が使おうとしている手段は,“Integrated Publishing System”(IPS)と呼ばれる興味深いパッケージである。IPSはIBMが開発したものではない」。この点を認めた後,同リポートはそれを開発したのが,「ものみの塔で,エホバの証人の出版活動に用いられているこの団体が主に自家用に造ったものである」と述べています。

MEPS同様,IPSも拡張可能な多言語システムで,世界のどんな言語でも扱えるようになります。ブルックリン本部では,IPSを使って既に90か国語以上の出版物が生産されています。規模が大きくて融通が利くために,140ほどの端末がこのシステムの共用情報のデータベースを即座に利用できるようになっています。

シーボルド誌は,そのリポートの結論としてこう述べています。「我々はものみの塔の人々の進取の気性や独創性や見識をたたえるしかない。このような適用業務をそれも一から始めるだけの意欲や勇気のある者は今日ほとんどいない。……この誉れを一体どのように分配したらよいものか分からないが,関係者すべては多くの賛辞を受けるに値する」。

MEPSの詳細

その間,ものみの塔農場のエホバの証人のチームはそれ以上に挑戦となる企画に取り組んでいました。その人たちはIBMあるいはほかのどんな会社のコンピューター・ハードウェアも使わずに,自分たち自身で主立った装置すべてを実際に組み立てていたのです。19ページにある写真には,MEPSを構成する装置のさまざまな部分が見られます。その大半はエホバの証人により,ものみの塔農場で製作されました。

このシステムの心臓部はMEPSコンピューターで,高さはほぼ1,000㍉,幅900㍉そして奥行850㍉のコンパクトで,美しい本体に収められています。その内側には複雑な電子回線の付いた小さなシリコンチップが幾百となく入っており,それによってコンピューターには,ワークステーションと呼ばれるグラフィック端末4台の活動すべてを処理する能力が備わっています。

写真はそれらのワークステーションの一つです。これは,ごく普通のタイプライターのキーボードを拡充したものとグラフィックス表示スクリーンとから成っています。表示スクリーンの大きさと形は「目ざめよ!」誌あるいは「ものみの塔」誌のページとほぼ同じです。このキーボードには,182のキーを制御するために固有の16ビットのマイクロ・コンピューターが内臓されています。各キーは五段シフトになっており,命令や文字や結合命令を表わす910のキーに相当するものが得られます。

ワークステーションは,二つの基本的な機能を行なうよう設計されています。最初の機能,つまり働きは,本文を入力することです。言い換えると,端末は基本的に言ってタイプライターの役目を果たしますが,ただ入力された本文は紙の上にではなくスクリーンの上に出てきます。ある文書の印刷出力<プリントアウト>が必要であれば,近くに置かれたプリンター(高速タイプライターのようなもの)を動かして,既に入力されたものをすべて普通紙に印刷できます。そのようにしてできた資料は,普通どおりの仕方で編集または校正のために用いられます。

さて,MEPSは多言語システムであることを思い出してください。その特徴は,多くの異なった言語を扱う能力にあります。簡単な命令を打ち込むことにより,この同じキーボードは電子的に変換されて,既にプログラムされている言語であればどの言語でも本文を入力できるようになります。MEPSで処理できるようにプログラムを組める言語の数には本質的に言って限界がありません。現在のところ,このシステムは130か国語以上で入力できるようプログラムが組まれています。

では,ワークステーションの2番目の基本的な機能を見ることにしましょう。どんな言語であれ本文を入力してから幾つかの簡単なキー操作で,ワークステーションの機能は変換され,同じワークステーションでそのまま出版物の1ページ分を組むことができます。どんな書体,つまりフォントを選んでも,それを好みの大きさで原稿のどの部分にでも入れることができます。また,本文,主題,さし絵,図表および説明文の入るはっきりした場所を示すために,枠を書き入れることもできます。次いで,用意ができると,本文の入る枠と,さし絵を入れるために残された部分の周囲とに原稿が“流し込まれ”ます。前ページの写真にあるグラフィックス表示端末に映し出されている「目ざめよ!」誌のページのサンプルにご注目ください。

出版物が表示端末の上で組まれたあと,そこからどのようにしてオフセット印刷機用の版を造れる形に移されるのでしょうか。これはMEPS写植機によって行なわれます。これは,MEPSのほかのハードウェアと釣り合いの取れた,高さ約1,000㍉,幅850㍉,奥行800㍉のキャビネットに収められています。この写植機は,微小な光線を非常に小さい絵筆のように用いて,印画紙の上に映像を作り出します。それはテレビが画面に映像を作り出すのとほぼ同じ方法です。印画紙が現像されると,その写真を撮ってフィルムが作られ,今度はそのフィルムを使ってオフセット用の版が造られます。

MEPSで文字をデザインする

どんな言語で印刷をするにしても,その言語のアルファベットには肉太やイタリックといったさまざまな書体,つまりフォントがなければなりません。例えば,この雑誌の2ページにはさまざまな種類の文字フォントが見られます。過去2年間に,MEPSを使って100か国語を超える言語の文字フォントが生産されました。これら文字フォントはどのようにして作られるのでしょうか。

まず最初にデザイナーが原字つまり文字を書きます。次いでその文字をテレビ・カメラで撮影すると,文字は小さな点で作り上げられた輪郭に変換されてテレビ・スクリーンに映し出されます。これらの点の型が記録され,次いでそれはMEPSコンピューターに電子的に送られます。その後,文字はMEPSのスクリーンの上で点を加えたり取り除いたりして編集され,必要に応じて使用できるよう,いつでも使える状態で文字がコンピューターに蓄えられます。

感銘を与える成果

この記事を書いている時点で,既に25組を超えるMEPSのユニットと2台の写植機が完成しています。ドイツ,カナダ,スペイン,オランダ,スイス,ギリシャ,英国,フィリピンそしてフランスの各国で,既にMEPSのユニットが据えつけられています。間もなく,数々のユニットが世界中の他の多くの国々に発送されることでしょう。

昨年の夏の終わりにMEPSがギリシャに届いたとき,税関の当局者は,「このコンピューターの製作者は?」と尋ねました。

「私たちです。アメリカのエホバの証人です」という答えが返ってきました。税関の人はそのことを信じませんでしたが,「シーボルド・リポート」を見せると,納得しただけではなく,驚きの余り首を振りました。MEPSに関する,昨年の夏のシーボルド誌の記事の中で,同誌の記者は次のように説明しています。

「ものみの塔農場を訪問。ものみの塔農場を訪問したとき,幾つかの新たな特色が開発されつつあるのを見る機会があった。ものみの塔農場はその名の示す通り,自家用およびブルックリンの,ものみの塔グループのための食糧を生産する農業センターである。しかし,ものみの塔のほかの多くの仕事もそこで行なわれている。そこはブルックリン同様,大きな印刷・発送施設である。数百人[実際には800人を超える]の人々がそこで生活し,働いている。

「ものみの塔農場にあるハードウェアとソフトウェアを開発するための施設は非常に感銘を与えるものである。インテル方式による開発システムのネットワーク化された集合体に対して,アセンブリー言語でプログラミングが行なわれている。設備の整った試作モデル研究開発施設がハードウェアの仕事のために用いられている。その近くには完成したシステムがあり,新しいソフトウェアをテストし,また新しい利用者を訓練することができるようになっている。

「新しいソフトウェア。目下開発中のさまざまな新しい特色も見せてもらった。ヘブライ語やアラビア語を初めとする右から左へ書いてゆく言語のサポートが目下進められており,カーソルの動きなどについてふさわしい調整が施されている。我々が訪問したときには,そうしたものは実演できるようになっていた。このシステムは専らものみの塔の多言語出版活動を念頭に置いて設計されたもので,全面的に再配置可能なキーボードを含め,言語に関連したかなりの数の特色がある。……それに加えて文字のレパートリーは,幾万もの別個の文字がある(日本語や中国語のような)言語を扱うほどの潜在力があるくらい広いものである。

「世界にはハイフネーション(ハイフンで語をつなぐこと)のさまざまな方法が限りなく存在するが,それを扱うために,ものみの塔はそうした決まりを論理的に引き出すことを目的とした質問票を開発し,それを各国にある同協会の事務所に送っている。そしてその質問票に基づき,各言語に対応するための,テーブルやアルゴリズムや例外項目のきちんとした組み合わせを開発する。……

「写植機プロジェクト。ものみの塔農場のグループは,写植機の試作モデルも既に組み立てている」。

MEPSを使う

MEPSを操作するための訓練を受ける目的で,世界中の20を超える国々からエホバの証人がやって来るようになってから,既に1年以上が経過しました。この装置のデザインが簡単なため,タイプや組版の手順に精通している人々が原稿入力やページを組むことに熟達するのに2週間ほどしかかかりません。さらに長くとどまって,この装置の保守についての訓練を受けた人々もいました。ですから,MEPSがギリシャに到着したとき,訓練を受けた人がドイツからやって来てそれを据えつけました。

現在のところ,ウクライナ語,アラビア語,ハンガリー語,ポーランド語,ドイツ語,サモア語,ギリシャ語,マルタ語などの言語で,「ものみの塔」「目ざめよ!」の両誌を生産するためにMEPSが用いられています。そして,やがてこのほかに幾十もの言語の雑誌の発行にも用いられるようになるでしょう。聖書,書籍および小冊子もMEPSコンピューターを使って生産されています。例えば,ドイツのような大きな支部では,翻訳されたドイツ語原稿をMEPSに入力するところから出来上がった出版物を印刷するまでのすべての段階を扱っています。ドイツでは,MEPSの写植機が手に入るまでは,市販の写植機が用いられていました。

自分の所で印刷を行なっていないほかの支部は,ドイツのような印刷を行なう支部へ,自分たちが組み終えた出版物を記録してある薄いMEPSの“フロッピー・ディスク”を送ります。するとそのディスクはMEPSの装置にかけられ,出版物の写植が行なわれ,版が造られ,印刷されて,注文してきた支部へ発送されます。

今日,MEPSはさまざまな言語で出版物を印刷するのにかかる時間を短縮しています。例えば,256ページの待望の出版物,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」について考えてみましょう。1982年の夏に英語でこの本が発表されて間もなく,これはアラビア語に翻訳されました。しかし,そのとき問題になったのは,翻訳された原稿を印刷に回せるよう準備することでした。ホットメタル方式がほとんど影をひそめたときだったので,どのようにして準備すればよいでしょうか。

翻訳原稿をライノタイプでタイプし,それから薄い金属の1行分の活字塊をページに組むとすれば幾週間もかかったことでしょう。しかし折よく,右から左に書くアラビア語のためのMEPSのプログラムが出来上がりました。それで,昨年の秋,2週間でこの本全体がMEPS システムに入力されました。それから,MEPSの端末で,ページが組まれ,最終的な校正とそれに続く印刷のための準備が行なわれました。MEPSを操作したアラビア人のエホバの証人は,この装置のおかげで仕事がずっと速く,容易になった一つの点を説明し,次のように語っています。

「アラビア文字は,一つの語あるいは文のどこに表われるかによって四つの異なった仕方で書かれます。ある文字が語頭に来ると,それは一つの方法で書かれ,語中に来ると別の方法で書かれ,語末に来るとさらに別の方法で書かれ,文の中である文字が1文字だけで出て来ると,四つ目の別の仕方で書かれます。アラビア語のライノタイプは,各々四つの異なった仕方で書かれる22のアラビア文字の数多くの異なった形すべてのために異なったキーを付けていなければなりませんでした。ところが,MEPSはアラビア語の各文字について一つのキーですむようにプログラムされています。語や文の中の文字の位置によって,機械が自動的にその文字の正確な字体を定めてくれます。想像できると思いますが,このおかげで原稿をMEPSに入力するのははるかに容易で速くなりました」。

確かに,MEPSによって出版が容易になった言語は少なくありません。これが商業目的で開発されなかったという点で,MEPSは例を見ないものです。もっとも,その能力には多くの商業ベースの会社も感銘を受けています。時たつうちに,MEPSはあらゆる国民と言語の人々がエホバ神とその王国政府について学ぶのを助けるための聖書文書を準備する上で,より大きな規模で使われるようになるに違いありません。

この雑誌が準備されている時点で,ものみの塔協会はブルックリンでの出版システムのためにMEPSの使用を段階的に導入し始めることに決めました。これによって,ブルックリン本部と世界中のすべての出版施設のある支部との間に,完全に互換性のある出版システムを作る基礎が据えられました。本誌の英文の次の号の各ページはMEPSで最終的に組まれることになります。

[脚注]

a 平版オフセット印刷についてさらに情報をお望みの方は,「目ざめよ!」誌,1972年11月22日号,24-26ページにある,「石版印刷 ― 今日広く用いられている印刷法」という記事をご覧ください。

[20ページの拡大文]

本質的に言って,MEPSでプログラムすることのできる言語の数に限りはない

[19ページの図版]

1. MEPSコンピューター

2. プリンター

3. グラフィックス表示スクリーン

4. キーボード

5. MEPS写植機

[22ページの図版]

ここに見られるように,原稿を入力した後に,同じワークステーションを使って記事をページに組んでゆくことができる

[23ページの図版]

文字のデジタル化の際には,文字(1)の視覚像をテレビ・カメラ(2)が捕らえ,テレビ画面(3)上の,点で作り上げられた輪郭に変換され,コンピューターのスクリーン(4)に送られ,細かな調整が施されてから,コンピューター(5)に蓄えられて使われる

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