喜びに満ちた働き人でありなさい
1 今日わたしたちには喜びに満ちた働き人であるべき十分の理由があります。わたしたちの神エホバは「幸福な神」であり,共に働いておられるイエスも「幸福な唯一の大能者」と呼ばれ,喜びに満ちておられます。(テモテ第一 1:11; 6:14,15)もしわたしたちがイエスの弟子としてその足跡に従うなら,その喜びに共にあずかります。使徒パウロは適切にも次のように書きました。「主にあって常に喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい!」―フィリピ 4:4。
証言することに喜びを見いだす
2 1月中わたしたちすべては特に喜びに満ちた働き人として奉仕する大きな理由があります。それは準備された特別号の「目ざめよ!」誌を用いて予約活動に参加できるからです。会話するための話題はこの「王国奉仕」2ページにある通り,「人間をお造りになった神は偏り見ることをなさらない」と題するものです。12月号「王国奉仕」4ページの「良いたよりを伝える」はこの話題を用いながら「目ざめよ!」の予約を提供するとても優れた提案を載せていました。みなさん,ご家族で,また奉仕の友とこの話の用い方を幾度も練習して野外で用いてみてください。会衆の書籍研究の後,もし時間が許せば司会者が率先して話し方を練習したり,提供物のどこを用いるかなど提供方法を共に考えたり学んだりすることができます。そうすれば新鮮な方法で,効果的に奉仕できるでしょう。
3 予約活動で大切な一つの特質は積極性です。11月中みなさんは「若い時代」の書籍を確信に満ちて,積極的に配布し良い成果を見ることができたでしょう。それで1月の「目ざめよ!」の予約提供の際にも,同様に励みましょう。わたしたちは人々に真に益をもたらす雑誌を持っており,それを通して人々がとこしえの命に至ることを心から望んでいるのです。積極的である十分の理由があります。
弟子を作る業に喜びを見いだす
4 弟子が作られる時,エホバとみ使いは喜ぶことをわたしたちは知っています。もし人々に対するエホバの愛と気遣いとを表わすのであれば,わたしたちも弟子を作ることに喜びを見いだすでしょう。わたしたちは単に報告できる「研究」としてではなく,人々に,弟子となる見込みのある人々に対して誠実な関心を示すべきです。研究を司会して弟子を作る喜びは,ある種の方法や技術に注意を向けることからよりも,人々に対する真実の愛からもっと得られるものです。ほとんどの場合,本当の愛や関心を示されると,人々はそれに答え応じます。
5 イエスはりっぱな模範を示しました。イエスはご自分が教えた人々の友となられました。(ヨハネ 15:11-15)わたしたちも,家庭聖書研究で教える人の友となるよう努力すべきです。この目的を考慮に入れるとき,わたしたちの研究は冷たい,組織的な考察や討議であってはなりません。むしろ,暖かくて役立つものであるべきで,優れた教えが含まれ,エホバとの良い関係を発展させることに強調がおかれるものであるべきです。聖書の原則や命令を教えることで満足するのではなく,これらの原則を生活の中でどのように適用し,神の義にかなったご命令をどのように果たしてゆくかを示し,わたしたちと研究している人を常に助けるように努めるべきです。わたしたちの討議は,弟子となる見込みのある人,それゆえ信仰における将来の兄弟または姉妹としての研究生に対する真実の個人的な関心を表わすものであるべきです。
6 本当に,弟子が献身とバプテスマの段階まで進歩するのを見るのは大きな喜びです。パウロはそのような喜びを経験し,自分が助けた人々に特に愛着を感じました。(テサロニケ第一 2:17-20)バプテスマの後でさえ,多くの人は引き続き援助を必要としています。確かにわたしたちは,ある人が信仰のうちにしっかりと根ざし,確固とした者となるよう助けることから喜びを得ます。(エフェソス 3:17-19)新しくバプテスマを受けた弟子たちに個人的な関心を示してください。その人たちが信仰において確固とした者となるよう助けるため,彼らが少なくとも2冊の本を研究するまで援助を続けてはどうですか。
7 確かにエホバと隣人に対する愛は,他の人々を助けることに関し,正しい態度を持つようわたしたちを動かします。愛と喜びは密接に結び付いており,それら二つは神の霊の実です。(ガラテア 5:22)あなたが証言し,教え,弟子を作る活動を行なってゆく時,人々に愛と関心を表わし続けてください。そうすればあなたは,幸福と喜びの神エホバから祝福として多くの喜びを得られるでしょう。