良いたよりを伝える ― 新しい提供物を用いて
1 誠実な聖書研究者たちは,幾世紀もの間,啓示の書を理解することを切望してきました。「終了した秘義」の本が発表された1917年以来,この書を理解するよう神を恐れる人々を助ける目的で,協会は幾冊かの本を出版してきました。「啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!」の本には,啓示に関するこれまでで最も明快かつ広範囲にわたる説明がなされています。
2 エホバの民は特に啓示の書,および「ほどなくして必ず起きる事柄」に関する幻に鋭い関心を抱いています。(啓示 1:1)ですから,「神の公正」地域大会で「啓示」の本を受け取ったとき,わたしたちは大きな喜びと感謝の念を覚えました。あなたはご自分用の書籍を読んでいますか。3月には,この新しい本を提供する機会があります。
感謝すべき特色
3 「啓示」の本は,啓示の書全体に関する節ごとの論考のゆえに特に感謝されています。この本は個人研究や教える面で非常に貴重なものとなることでしょう。
4 あなたはこの本の印象的なさし絵に心を奪われたに違いありません。これらのさし絵は,ヨハネの描写した象徴的な事柄を心に描く大きな助けとなっています。野外奉仕でさし絵を効果的に用いてください。良いたよりを告げ知らせる際,王国の祝福を際立たせると同時に,啓示の書に記されているキリストからの緊急な音信を認識するよう助ける必要があります。地域大会の話し手が次のように勧めたとおりです。「大いなるバビロンは滅びに定められていること,諸国家は今やハルマゲドンに直面していること,そしてキリストとその花嫁によるエホバの偉大な王国による支配は壮大な最高潮を迎えようとしていることを世の人々に告げ知らせる際,この新しい本を用いてください」。
何と述べますか
5 自己紹介の後,次のように言えるかもしれません。「啓示の書を理解できたらと思っている人は大勢います。啓示 14章7節に述べられている『裁きの時』は非常に重大な意味を持っています。[読む。] 神の不利な裁きを受けてきたのはだれかをお知りになれば,少なからず驚かれることと思います。[啓示 18:2前半,4を読む。] 今まで『大いなるバビロン』という表現をお聞きになったことがありますか。[答えを待つ。] これは何を指しているのでしょうか。わたしたちは何から出る必要があるのでしょうか。[「啓示」の本を見せる。] この本には聖書の書である啓示の各節に関する啓発的な注解が載せられていますので,とても興味深く読んでいただけると思います。33章から38章では,大いなるバビロンの実体とその差し迫った滅びについて述べられています。[出版物中の特定の文やさし絵に注意を向ける。] あなたご自身やご家族を助ける面で,この情報には大きな価値があります。『啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!』と題するこの本をわずか1,200円のご寄付でお勧めしています」。
6 手短な提供をするため,まず啓示 18章4節を読み,次に241ページのさし絵を開き,大いなるバビロンや獣が何を予表しているか,そしてそれらに関する神の警告に留意することがなぜ重要かをこの本が説明している旨述べたいと思う人もいるでしょう。または,303ページに引用されている啓示 21章4節を用いて302ページの絵を説明することができます。
7 状況に応じて,また「論じる」の本の112ページ,114ページから116ページの「大いなるバビロン」のもとにある聖句や情報を用いることにより,紹介の言葉や際立たせる論点を変化させることができます。
8 わたしたちはエホバを愛しており,隣人を愛しています。そうであれば,わたしたちは神の裁きの音信を宣明するよう動かされるはずです。大いなるバビロンがなお一層暴露されねばならない一方,正直な心を持つ人たちは「彼女から出」,真理の側にしっかりとした立場を取る機会を与えられねばなりません。そのためにわたしたちは声を合わせ,「命の水」に渇いている人々に対し「来なさい!」と言うのです。―啓示 22:17。