良いたよりを伝える ―『啓示の書の最高潮』の本を用いて
1 コラの子たちはエホバについて,「この神は定めのない時に至るまで,まさに永久にわたしたちの神だからである。わたしたちが死に至るまで,神ご自身がわたしたちを導いてくださる」と記しました。(詩編 48:14)これらの人々は確信をもってエホバへの信頼を示し,その全生涯を神の諭しに従って歩みました。わたしたちにとって何とすばらしい模範でしょう。今日,エホバに導かれている人々はさわやかさと啓発を享受しています。(イザヤ 58:11)エホバの民は,この邪悪な体制の「盲目の案内人」たちに従う人々が陥る災いを避けます。そうした「案内人」たちは,その追随者たちを惨めさと混乱という「穴」に導いているのです。―マタイ 15:14。
2 世界情勢が混乱と危険の度を増している今日,神の指導は特に重要と言えます。多くの人々は途方に暮れており,満足できる解決策を切望しています。ですから,それらの人々に「啓示」の本を読むよう励ますのは何とふさわしいことでしょう。この出版物は,わたしたちの時代に生じる地を揺るがすような出来事を啓示の預言に照らして説明することにより,神からの導きを提供しています。その情報は安心感をもたらし,神を喜ばせる歩みを今日どのように行なってゆけるかについて健全な導きを人々に与えています。
「啓示」の本を際立たせる
3 「啓示」の本の顕著な特徴はさし絵で,これは理解の大きな助けとなっています。この本を提供する際,これらのさし絵を効果的に用いてください。例えば,302ページには王国がもたらす祝福を生き生きと描いたさし絵があります。これは,一人の画家が今月の会話するための話題であるペテロ第二 3章13節と啓示 21章4節で述べられている事柄を思いに浮かべながら描いたものです。
4 自己紹介の後,次のように会話を切り出せるかもしれません。「わたしたちは,現在世界中で起きている事柄が何を意味しているかについて話し合うために訪問しています。世界の指導者の中には,わたしたちが平和な新しい時代の門口にいると感ずる人たちもいるようです。あなたもそう感じておられますか。[意見を述べてもらう。] 諸政府は幾つかの政治的な問題を解決しているように見えますが,人々の互いに対する態度や犯罪の増加は世界を平和にしようとする人間の努力に逆行しているように思えます。しかし聖書はペテロ第二 3章13節で,天の政府の下でこの地上に新しい社会が実現することを保証しています。[聖句を読み,302ページを開く。] これは,この聖句が述べていることをある画家が描いたものです。この絵をご覧になって,どこがすばらしいと思われますか。[答えてもらう。] この地上に起きる事柄について,聖書は啓示 21章4節でこのようなことも述べています。[303ページの6節の中から聖句を読む。] 神が実現させる平和が,死というものによって台なしになることもありません」。
5 わたしたちは良いたよりを伝えて王国の祝福を強調したいと思いますが,啓示の書の中でイエスによって発せられた緊急な音信に対する認識を築くよう,関心ある人々を助けることも必要です。それでわたしたちは話し合いの終わりに,この体制とその支持者たちに間もなくもたらされる裁きに対する認識を築くよう誠実な人々を助けるため,緊急感をもって訴え,出版物を提供したいと思います。
6 啓示の預言はさわやかさと喜びの大きな源です。エホバは心の正直なすべての人々に,その導きに従って益を得るよう招待を差し伸べておられます。すべての人がエホバの賢明な指導に従って歩むよう「啓示」の本を熱意をもって提供してゆきましょう。