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使徒の活動 注釈 15章新世界訳聖書 (スタディー版)
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モーセの書: ヤコブが言及したモーセの書には,律法の規定だけでなく,律法以前の時代に神がご自分の民をどう扱い,ご意志をどう表したかの記録も含まれていた。例えば,血を取り入れることや姦淫や偶像崇拝に対する神の見方は創世記からはっきり分かる。(創 9:3,4; 20:2-9; 35:2,4)このようにエホバは,ユダヤ人か異国人かにかかわらず全人類に対して拘束力を持つ原則を明らかにしていた。使徒 15:19,20で提案された決定は,モーセの律法にある多くの要求を課して異国人のクリスチャンを「煩わ」せたり困らせたりするものではなかった。また,モーセの書[が]安息日ごとに会堂で朗読されるのを長年聞いていたユダヤ人のクリスチャンの良心を尊重するものだった。(ルカ 4:16,使徒 13:15の注釈を参照。)これは,ユダヤ人のクリスチャンと異国人のクリスチャンとの絆を強めるものだった。
安息日ごとに会堂で朗読され: ルカ 4:16,使徒 13:15の注釈を参照。
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