-
ローマ 注釈 11章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
異国の人々への使徒: つまり,ユダヤ人ではない人たちへの使徒。恐らく西暦34年ごろ,パウロがキリスト教に改宗した時,復活したイエスはこう述べた。「この人は私が選んだ器であり,異国の人々に,また王たちやイスラエルの民に私の名を知らせる」。(使徒 9:15)それで,パウロは主イエス・キリストに選ばれて「異国の人々への使徒[「遣わされた者」という意味]」になった。(使徒 26:14-18。ロマ 1:5。ガラ 1:15,16。テモ一 2:7)パウロには自分が使徒であるという強い確信と証拠があったが,聖書にパウロが「12人」の1人の代わりになったことを示す箇所は全くなく,パウロが自分を「12人」に含めたことはない。(コ一 15:5-8)使徒 1:23の注釈と比較。
自分の奉仕: イエスは地上にいた時,弟子たちに全ての国の人々を弟子とする任務を与えた。(マタ 28:19,20)パウロはこの任務を「和解のための奉仕」と呼んだ。パウロの言葉によると,「私たちは」神から遠く離れている人たちに「神と和解してください」と「懇願」している。(コ二 5:18-20)パウロは異国の人々へのクリスチャンの奉仕に全力を尽くしたが,同時に,ユダヤ人にも救われるために必要な行動を取りたいという気持ちになってほしいと強く願っていた。(ロマ 11:14)ギリシャ語ディアコニアの基本的な意味は「仕えること」で,関連する動詞は聖書の中で,給仕をすることなど他の人の世話をすることに関して使われることがある。(ルカ 4:39; 17:8。ヨハ 2:5)ここではクリスチャンの奉仕を指す。これは,神の導きが必要と感じる人々の願いを満たす貴い奉仕。
大切にします: または,「重んじます」。ここのギリシャ語動詞ドクサゾー(栄光あるものとする,栄光を与える)は,神をたたえることに関してよく使われ,ドクサ(栄光,誉れ)という語と関連がある。(マタ 5:16; 9:8。マル 2:12。ルカ 2:20; 5:25,26。使徒 4:21; 11:18。ロマ 15:6,9)この文脈でこの動詞は,「誇りに思う」,「真剣に受け止める」,「全力を尽くす」といった意味合いを伝えているのかもしれない。パウロは,自分の「奉仕」を最高の誉れと見て大切にしているということを表現している。
-