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コリント第二 注釈 13章新世界訳聖書 (スタディー版)
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クリスチャンの信条の通りに: 直訳,「信仰に」。パウロはここで「信仰」に当たるギリシャ語をクリスチャンの教えや信条全体を指して使っている。(ガラ 6:10。エフ 4:5。ユダ 3)その語は,ガラ 5:7,ペ二 2:2,ヨ二 1に出てくる「真理」と似た意味で使われている。パウロはここで,イエスが教えた真理や原則を知るだけでは不十分で,「クリスチャンの信条の通りに」生きる必要があることを強調している。(コ二 12:20,21)
いつも確かめてください: コリントには,パウロが本当にキリストの代理であるかを疑い,証拠を求める人たちがいた。(コ二 13:3)パウロは,その人たちが自分自身について「いつも確かめ」る必要があると述べた。ある辞典によると,パウロがここで使っている「確かめ」に当たる語は,「あるものの本質や性質を知ろうと努める」ことを意味する。その人たちは自分の日常の行動,態度,決定を,教えられた神聖な真理と比較することで,神から見た自分の本当の姿を知ることができた。そのように確かめることで,自分が真のクリスチャンかどうかをいつも調べることができた。パウロが使っている「調べて」に当たる語は,金属などが本物かどうかを確かめるという意味で使われることもある。
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