-
神の裁きが行なわれているこの時代に神の会衆の清さを保つものみの塔 1973 | 9月1日
-
-
売買者」を意味しています。古代の魔術師は当時の麻薬販売人だったのです。
33 キリスト教時代以前の作であるギリシア語七十人訳は,これと関連のあるギリシア語のことばファーマコン(文字どおりには「麻薬」を意味するが,「魔術」と訳されている)を少なくとも5回用いています。偶像崇拝に走った古代イスラエルの女王イゼベルはそうしたファーマコン(複数形の)もしくは「魔術」にふけりました。(列王下 9:22,七十人訳)彼女は,エホバの刑執行者として行動したエヒウ王によって処刑されました。専門の「魔術師」あるいは心霊術を行なう者たちを後援した人びともやはり,心霊術的な行ないに携わり,罪に定められました。
34-36 (イ)こうした習慣が今批判され,注視されているのはもっともなことです。なぜですか。(ロ)このようなわけで,神の羊の群れの中で牧者として仕える人たちには,どんな責任が課されていますか。
34 であれば,麻薬の常用が一般に広まり,たばこの使用が増大している今日,そうした事がらにふける人たちが批判,注視されるのは少しも不思議なことではありません。最高の審判者であるエホバ神は,ご自分の霊的な神殿におり,その聖なる場所で神を崇拝していると唱える人たちを特に吟味しておられます。エホバは,魔術師もしくは心霊術を行なう者たちに対して速やかに証しを行なうと約束されました。それらの者たちは昔から,習慣性を生ずる,人をとりこにする麻薬と関係を持っていたのです。
35 エホバが速やかにわたしたちに対して,わたしたちが麻薬もしくは習慣性を生ずる他の有害な植物類,つまり悪霊の影響に人をさらすものの常用者であることを証しなさるのを,わたしたちは欲していますか。きたるべき「大患難」のさいに,そのようなものの常用者たちに対してエホバが下す裁きは,彼らの滅びを意味します。(黙示 21:8)この「事物の体制の終結」の時の今,エホバ神がご自分のクリスチャン証人たちの会衆の中にそのような常用者のいることを欲しておられないのは,まさに確かなことです。約束の「新しいエルサレム」について黙示録 22章15節(新)はこう述べています。「その外にいるのは,犬,心霊術を行なう者[麻薬売買者,王国行間逐語訳],淫行の者,殺人をする者,偶像を礼拝する者,また,すべて偽りを好みそれを行ないつづける者である」。
36 ですから,これらの指示は,エホバ神に対する責任を痛切に感じて出されているのです。したがって,そうした好ましくない分子がエホバのクリスチャン証人の会衆のバプテスマを受けた成員として認められ,受け入れられるようなことがないように注意するのは,神の羊の群れの霊的な監督である長老たちの義務です。
-
-
遠い北国からの報告ものみの塔 1973 | 9月1日
-
-
遠い北国からの報告
● アラスカは北方の広大な寒い地域に位置しています。そこでは,892人のエホバのクリスチャン証人が喜びのうちに良いたよりを宣明しています。彼らはこの地域に住む32万以上の人びとに音信を伝えようと努力しています。しかし,それは容易なことではありません。アラスカの土地は広大で,人びとは遠くに散らばって住んでいるからです。それらの人びとのところへ行く唯一の手段は飛行機ですが,その方法は時々利用されており,よい見込みがあります。アラスカ支部の監督,ロンコ兄弟からの手紙には次のように書かれています。「陸路では行くことのできない178か村の人びとに証言を試みるという,非常に大きな挑戦が残されています。兄弟たちは,命の音信を携えてそれらの人びとのところへ行く計画を絶えず練っています。それらの村落に住む4万3,424人の人びとに会うことができるよう,エホバの霊と導きを祈り求めています。王国のわざに忙しく携わるなら,成果はあります。それは確かに楽しい仕事です」。―「1973年のエホバの証人の年鑑」から。
-