弟子を作るのに助けとなる集会
1月4日に始まる週
10分: 71番の歌と会衆の発表。「支部の手紙」。
15分: 「家族としてエホバに仕える」の記事の討議。聴衆にふさわしい質問を出しながら扱う。4-8節に関連して,家族一緒に野外奉仕で働いて得られた結果や提案を述べてもらう。
30分: 「エホバを愛する者となるように子供たちを訓練する」。「神の愛」地域大会の三日目午後のシンポジウムからどんな要点を覚えているだろうか。司会者は,ふさわしい質問を用いて,要点に関し聴衆の考えを引き出し,次の資料を会衆に適用することについて考慮する。
(1)弟子になるように子供を訓練するにあたり,努力を払う必要があることを強調する。自動的には生じない。どんな行動が取られねばならないかに注目しながら,以下の聖句を討議する。
箴 22:6,新: 「少年を……育て上げよ」。時間と努力が必要。
エフェソス 6:4。『育ててゆく』に相当するギリシャ語の表現は,「滋養物を与える」という意味があり,霊的に養い,養育し,育成することを意味する。『懲らしめをもって』とは,訓練,教育,矯正を含めて,教訓を与えることに言及しており,『エホバの精神の規整をもって』とは,『[子供の思いに]エホバの思いを入れること』を意味している。エホバの思いや意志は,聖書中に見いだせる。子供たちが基本的な聖句を覚えることを提案する。そうしてきた人はどれほどいるだろうか。その結果はどうであったか。(使徒 20:35。ヨハネ 3:16。エフェソス 6:1。ミカ 6:8。マタイ 24:14。詩 83:18。箴 22:15,などの聖句を復習することができる。)
テモテ第二 3:15。「幼い時」という言葉は生まれたばかりの赤子にも(ルカ 2:12),3か月の子供にも(使徒 7:19,20。出エジプト 2:2)用いられる。要点は,子供がまだ若枝のようである間に,すぐに始めるということ。赤子の脳は,2歳までに大人の4分の3の大きさに達する。心臓は最初の1年で倍になる。心に達することは大切。―マタイ 15:18。ルカ 6:45。
(2)訓練の目標は,神の義にそうこと。聖書の原則を用い,聖書の規準に従ってなされねばならない。時間と辛抱が必要。また,可能であれば,二親とも首尾一貫していることが大切。(コロサイ 3:21)司会者は,大会で見た実演を手短に説明するか,聴衆に記憶している事柄を述べてもらう。
場面1: 子供が,大人の訪問客の前で親に不敬な話し方をする。幾つかの聖句が話し合われた。箴 23:22; 13:24(親への従順は神から求められている)。ローマ 13:1(親に対する不敬は反抗へと発展し得る)。
場面2: 子供が,遊びに来ている子に自分のおもちゃを使わせようとせず,利己的な態度を示す。用いられた聖句: 使徒 20:35。マタイ 20:28(イエスご自身の模範)。テモテ第一 6:18およびヨハネ第一 4:20。
場面3: 王国会館に遊び道具を持って行くことを許されなかった子供がかんしゃくを起こす。考慮された聖句: 申命 21:18(わがままな態度は反抗へと進み,重大な結果になりかねない)。申命 31:12(小さな子供たちでも,集会で聴いて学ぶべき)。箴 22:15; 23:13,14(罰として身体的なむちが必要な理由)。
基本的な方法は,子供と推論しつつ,悪い道を歩むことの望ましくない結果を示し,聖書の原則を用いて物事を正すこと。必要な時と場合に,懲らしめのむちが当てられる。目標は,エホバに愛され,そのみ名に誉れをもたらすクリスチャンを育てることであり,このことを思いに留めなさい。
5分: 24番の歌と祈り。(1月22日号「目ざめよ!」を読み,次週の集会に持って来るよう聴衆に思い起こさせる。)
1月11日に始まる週
8分: 31番の歌,「発表」および会計報告。
12分: 「良いたよりを伝える ― 家族として,『目ざめよ!』誌を用いる」。質問と答えによる記事の討議。3節を考慮する際,1月22日号から話し合いに用いられる点を聴衆に提案してもらう。
15分: 神への奉仕に備えて清さを保つ。聴衆の参加も交えた話。資料が自分たちの地域にどのように当てはまるかを考慮し,注意の必要な面を特に十分に扱う。
清さと外見に対する関心の欠如が多くの地域で増大している。この地域ではどんなことが見られているか。それは兄弟姉妹にどんな影響を及ぼしているか。
聖書が霊的な清さを強調していること(レビ 19:1,2。ペテロ第一 1:15,16)は,身体的な清さも重要であることを示すもの。イスラエル人および初期クリスチャンの様々な習慣は,彼らを清い民として目立たせるものであった。例えば,人が髪を手入れせず,外衣を洗わないままにしていれば,それは喪のしるしとみなされた。(サムエル後 19:24)もてなしの精神には,ほこりっぽい道をサンダルばきで歩いたために汚れている,客の足を洗うことが含まれていた。(士師 19:21。ヨハネ 13:5)(時間が許せば,次のようよな他の例も考慮できる。出エジプト 30:17-21。レビ 17:15; 15:13,など。)
「あなたがたは聖なる者でなければならない」との神の助言は,現代のわたしたちに適用するものであり,個人個人の清さの重要性を示している。奉仕者であるクリスチャンは,ふさわしい身なりをし,個人の衛生に気を付ける十分の理由を持っている。けばけばしくも,だらしなくもない,きちんとしていて,清潔で,良い身なりをしていれば,それはわたしたちの携える音信と,崇拝する神に良い影響を与える。(コリント第二 6:3,4。テモテ第一 2:9,10)子供たちは,掃除,衣類の扱い方,食べる時の習慣などについて教えられる必要がある。それがただ母親を助けるためだけでなく,神の崇拝と関係していることを悟るように援助しなさい。
また,クリスチャンは,家や所有物を清潔で整った状態に保つことにも関心を持つ。清潔で体裁の良い家は,その家の人の崇拝の評価に影響を与えるので,家族全体が協力すべき。宣べ伝える業に用いる自動車や他の装備にも注意が必要かもしれない。
多くの人が真理を学んで以来大幅な改善を遂げてきたのはほめるべきこと。神への奉仕において清さを保つようすべての人を励ます。
20分: 「あなたがたの足のちりを振り払いなさい」。質問と答えで記事を考慮する。時間の許す範囲ですべての聖句を開き,討議する。
5分: 9番の歌と閉会の祈り。
1月18日に始まる週
主題: 家族として霊的に成長する。
10分: 63番の歌と会衆の発表。
18分: 「家族として霊的に成長する」。記事を質問と答えで討議する。今まで何を行なってきたか,3,6節に出ている提案をどのように当てはめるつもりか,聴衆に尋ねる。
25分: 来る週も来る週も隣人に愛を示す。紹介の部分を司会者が扱い,次いで聴衆を討議に含めながら聖書の原則を強調できる。
(10分)歴史を通じて,人間は週を単位として営みを行なってきた
地に関する神のみ業は七日をひと巡りとして行なわれた(創世 2:2)
イスラエルは七日の循環を守った
ほとんどすべての営みが週を単位に行なわれる: 買物,洗たく,世俗の仕事,など
わたしたちの崇拝も週単位でなされる: 週に五つの集会
わたしたちはどのように週単位で人々に愛を示せるだろうか
コリント第一 13章8節は宣べ伝える業にどのように適用するだろうか
可能なら週ごとの奉仕を計画しなさい
人の事情や責任はそれぞれ異なる(コリント第二 8:12)
だれでも週に168時間ある
隣人に愛を示すことは,クリスチャンにとって高い順位を占めるべき
会衆には,組織的な野外奉仕や群れの証言をするどんな様々な機会があるか
週ごとの奉仕の利点は何か
毎週奉仕に参加している,様々な年齢の模範的な会衆の伝道者を,二,三人インタビューする
いつ出ているか。なぜ毎週の奉仕が重要だと思うか。少なくとも週1回出ることにどんな利点があるか
(13分)開拓者精神を鼓舞する
毎週奉仕する多くの人は,開拓者精神を持っているが,正規開拓者にはなれないそのような人たちは,補助開拓者になる機会を感謝している
魂を込めた奉仕の必要性を認識している(コロサイ 3:23,24)
個々の人の事情によって,魂を込めた奉仕に何が求められるかが決まる(ガラテア 6:4)
補助開拓奉仕も魂を込めた奉仕の助け
時々補助開拓奉仕をすることができる,事情の様々に異なった五,六人の伝道者をインタビューする。主婦,年配の伝道者,学生,長老または奉仕のしもべ,巡回監督の訪問中に補助開拓をしている人,その他を含めることができる。補助開拓奉仕の取決めが多くの人の事情にどのように合うかを強調する
正規開拓者たちは会衆にも地域社会にも祝福
来る週も来る週も隣人に愛を示す最良の方法の一つ
奉仕を増し加えれば結果も増し加わる(コリント第二 9:6)
「教えの術」が大いに培われる(テモテ第二 4:2)
開拓奉仕をしている人を幾人かインタビューする
何に動かされて開拓奉仕を始めたのか,また,開拓奉仕からどのように霊的な益を受けたかを尋ねる
(2分)隣人は愛を必要としている
隣人に警告するための残された時間は週ごとに減っていく(コリント第一 7:29,31)
定期的な伝道者,補助開拓者,正規開拓者として,来る週も来る週も助けを与えることを差し控えることのないように(箴 3:27)
7分: 32番の歌と祈り。
1月25日に始まる週
7分: 62番の歌と会衆の発表。
25分: 真の崇拝における家族という単位。聴衆の若い人,年長の人を含めた聖書に基づく討議。時間の許す範囲で聖句を読む。(司会者は,列挙されている中から,発展させる聖句を選ぶことができる。)
エホバは家族という単位の創始者(創世 5:3)
ヘブライ人は家族単位でエホバを崇拝した
ヘブライ人の親にはどんな責任がかかっていたか(申命 6:6-8)
子供は親をどう見るべきであったか(レビ 19:3。申命 27:16。申命 5:16)
子供が結婚適齢期に近づく頃,親はどのように子供の霊性を守ることになっていたか(申命 7:1-4)
交わりと霊的教訓を得るため,家族同士はいつ集まったか(申命 16:16。ルカ 2:41,44)
クリスチャンも家族単位で崇拝するよう励まされている。今日,会衆内には強い家族が必要
クリスチャンの家族の頭にはどんな助言が与えられているか(エフェソス 5:25,28-30; 6:4。また,「家族生活」の本の第4章)
聖書の中で,クリスチャンの妻たちにどんな勧めがなされているか(エフェソス 5:22,24。箴 31:10。また,「家族生活」の本の第5章も参照)
クリスチャンの若者にはどんな責任が課されているか(エフェソス 6:1-3)
コリント第一 12章25,26節は,家族という「体」に属する者全員がクリスチャンとして進歩すべきであることをどのように示しているか(「家族生活」の本の186,187ページも参照)
家族はどうすれば効果的に家庭で共に崇拝できるか。クリスチャン会衆ではどうか
すべてのクリスチャンは,家族のきずなを強めることを目ざすべき
今日,家族という単位は依然としてサタンによる最も悪らつな攻撃に遭っている
その結果: 道徳の退廃。家族の崩壊(テモテ第二 3:1-4)
真のクリスチャンは離れるよう警告されている(テモテ第二 3:5)
わたしたちクリスチャンの家族を強いものに保ち,兄弟たちを援助するために,これからも互いに愛をもって助け合うことが必要(ガラテア 6:10)
15分: 会衆で必要としていることを扱う。または,「わたしたちの王国奉仕」1979年3月号の,「わたしたちの奉仕を成功させる ― 定期性を保つことによって」,および同年4月号の,「長老のみなさん,奉仕の定期性を保つよう真剣に援助していますか」の記事の要点をまとめた話。
13分: 来月の野外奉仕。「希望」のパンフレットと「真理」の本に2冊の雑誌を添えて400円の寄付で提供する仕方を短くおおまかに述べ,よく練習された実演を示す。2月は短い月なので,第1週から良い計画を立てて奉仕するように励ます。112番の歌と祈り。