ベト・ラファ
(Beth-rapha)[ラファの家]
歴代第一 4章12節に出て来る名前。その聖句では,エシュトンが「ベト・ラファ……の父」になったと述べられています。この名前の中に「ベト」(「家」の意)という言葉が使われているため,これはある家族の「家」または場所を指して用いられているとみなしてきた注解者も少なくありません。カイルとデリッチの「旧約聖書注解」(1973年,第3巻,『歴代誌第一』,88ページ)はこう述べています。「エシュトンはラファの家(家族)をもうけたが,ラファについてもそれ以上のことは述べられていない。彼らはベニヤミン人のラファ(8:2)ともラファの子供たちとも結び付けることができないからである(20:4,6,8)」。