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イエス 道,真理,命
イ道 32章 78ページ–79ページ 7節
イエスが手のまひした男性を癒やそうとしているところ

32章

安あん息そく日びに関かんする正ただしい見み方かた

マタイ 12:9-14 マルコ 3:1-6 ルカ 6:6-11

  • 安あん息そく日びに男だん性せいの手てを癒いやす

イエスは別べつの安あん息そく日びに,ある会かい堂どうに行いきます。それはガリラヤの会かい堂どうだったようです。イエスはそこで,右みぎ手てのまひした男だん性せいを見み掛かけます。(ルカ 6:6)律りっ法ぽう学がく者しゃとパリサイ派はの人ひとたちはイエスをじっと見みています。その理り由ゆうは,彼かれらの次つぎの質しつ問もんで明あきらかになります。「安あん息そく日びに病びょう気きを治なおすのは正ただしいことでしょうか」。(マタイ 12:10)

ユダヤ教きょうの宗しゅう教きょう指し導どう者しゃたちは,安あん息そく日びに治ち療りょうが許ゆるされるのは命いのちが危き険けんな場ば合あいだけであると考かんがえています。例たとえば,安あん息そく日びには骨こっ折せつの手て当あてをしてはならない,捻ねん挫ざした所ところに包ほう帯たいをしてはならない,といった規き定ていがありました。律りっ法ぽう学がく者しゃとパリサイ派はの人ひとたちがイエスに質しつ問もんしたのは,右みぎ手てのまひした男だん性せいを気き遣づかっているからではありません。イエスを非ひ難なんする口こう実じつを見みつけようとしているのです。

しかしイエスは,彼かれらの考かんがえ方かたがゆがんでいることを知しっています。彼かれらは,安あん息そく日びにしてはならないとされる仕し事ごとに何なにが含ふくまれるかについて,極きょく端たんで聖せい書しょからずれた見み方かたをしています。(出しゅつエジプト記き 20:8-10)イエスが行おこなった良よい事こと柄がらに対たいする見けん当とう違ちがいの批ひ判はんはこれまでもありました。それでイエスは,この問もん題だいに正しょう面めんから切きり込こむことにし,右みぎ手てのまひした男だん性せいに,「立たって,中ちゅう央おうに来きてください」と言いいます。(マルコ 3:3)

イエスは律りっ法ぽう学がく者しゃとパリサイ派はの人ひとたちの方ほうを見みて,「あなた方がたの中なかで,飼かっている1匹ぴきの羊ひつじが安あん息そく日びに穴あなに落おちた場ば合あい,つかんで引ひき出ださない人ひとがいるでしょうか」と質しつ問もんします。(マタイ 12:11)羊ひつじは貴き重ちょうな収しゅう入にゅう源げんなので,次つぎの日ひまで穴あなの中なかに放ほう置ちすることはありません。そんなことをすれば羊ひつじは死しんでしまうかもしれず,損そんをするのは自じ分ぶんだからです。さらに,聖せい書しょには,「正ただしい人ひとは自じ分ぶんの家か畜ちくを大たい切せつにする」とあります。(箴しん言げん 12:10)

イエスは分わかりやすい比ひ較かくをし,「人ひとは羊ひつじよりずっと価か値ちがあるのではないでしょうか。それで,安あん息そく日びに立りっ派ぱなことをするのは正ただしいことです」と話はなします。(マタイ 12:12)ですから,イエスがその男だん性せいを癒いやしたとしても安あん息そく日びを破やぶることにはならないのです。宗しゅう教きょう指し導どう者しゃたちはそのような論ろん理り的てきで思おもいやり深ぶかい見み方かたに反はん論ろんできません。黙だまり込こんでしまいます。

イエスは彼かれらの誤あやまった見み方かたに心こころを痛いため,憤いきどおりを感かんじつつ,周まわりを見み回まわします。そしてその男だん性せいに,「手てを伸のばしなさい」と言いいます。(マタイ 12:13)男だん性せいがまひした手てを伸のばすと,まひはすっかりなくなります。男だん性せいは大おお喜よろこびしますが,イエスを陥おとしいれようとたくらんでいた人ひとたちはどうするでしょうか。

ユダヤ教の宗教指導者たちがイエスを殺そうとたくらんでいるところ

パリサイ派はの人ひとたちは男だん性せいの手てが治なおったことを喜よろこばず,その場ばから出でていき,すぐに「ヘロデ党とうの人ひとたちと協きょう議ぎ」します。「イエスを殺ころそうとして」です。(マルコ 3:6)ヘロデ党とうの中なかには,サドカイ派はと呼よばれるグループの人ひとたちもいるようです。サドカイ派はとパリサイ派はは対たい立りつしていますが,イエスに敵てき対たいするために団だん結けつします。

  • どんなことがきっかけでイエスとユダヤ教きょうの宗しゅう教きょう指し導どう者しゃたちの議ぎ論ろんが始はじまりましたか。

  • ユダヤ教きょうの宗しゅう教きょう指し導どう者しゃたちは安あん息そく日びについてどんな間ま違ちがった見み方かたをしていましたか。

  • イエスは安あん息そく日びに関かんする間ま違ちがった見み方かたにどのように反はん論ろんしましたか。

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