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神の王国はあなたの家族にどう影響しますか王国宣教 1979 | 5月
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ご家族の霊性はいかがですか。改善の余地がありますか。王国の支配は,聖書からの実際的な教育の点で最良のものを備えています。どうすればそこから最大限の益が得られますか。家族で一緒に朗読や研究を行ない,集会や奉仕の準備をするよう努力することが確かに必要です。親は子供たちが集会で注意深く聴き,参加するよう励ます必要があります。家族がこれらの事を行なうなら,やがて有益な結果が見られるでしょう。
野外奉仕に関して
7 キリストの追随者が王国の良いたよりを宣べ伝える使命をゆだねられたのと同じく,今日のクリスチャンも宣べ伝えることによって自ら王国の忠節な擁護者であることを示します。あなたのご家族はキリストの弟子として野外で奉仕すべく互いに助け合う努力を払っておられますか。ご家族のうち何人が伝道者になれましたか。王国を現実のものとして認識するわたしたちは,エホバに神聖な奉仕をささげる特権をとこしえまでも楽しむよう,すべての人,ことに自分の身近な者たちを援助したいと思います。―啓示 7:14,15。
8 使徒 21章8,9節に述べられているフィリポの家族の例を考えてみてください。フィリポがここで「福音宣明者」と呼ばれていることは,他の人々と良いたよりを分かち合う面で彼が非常に活発であったに違いないことを示唆しています。しかし,フィリポは自分が神に仕えることで満足してはいませんでした。彼は家の者たちの霊性を築き上げ,エホバに誉れを帰する業に参加するよう家族を励ます上で多大の努力を払ったに違いありません。その四人の娘が「預言をした」と記録は述べているからです。そこで,次のような質問が生じます。父親のみなさん,フィリポのように奉仕に率先し,家族の他の人たちもこの奉仕を楽しむよう援助しておられますか。
9 もしわたしたちがエホバの王国を現実のものとして受け入れるなら,それについて他の人々に話したいと願うことでしょう。生活の中に王国の指導を受け入れてゆくことを家族の目標にするなら,それは何と立派なことでしょう。それは,幸福で一致した生き方という形でわたしたちに今祝福をもたらすばかりか,将来に対しては驚くべき,またゆるぎない希望を与えてくれるのです。キリストの支配がわたしたちの家族にもたらすなおも将来の祝福を待ち望みつつ,わたしたちは確信をもって次のように祈ることができます。「あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においても成されますように」。そして,エホバの過分のご親切により,自分の家族ばかりかわたしたちの援助する他の人々も共に,生きて神のご意志が全世界に成し遂げられるのを見るという保証を得ることでしょう。
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良いたよりを伝える ― 試してごらんになりましたか王国宣教 1979 | 5月
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良いたよりを伝える ― 試してごらんになりましたか
1 何をですか。数か月前に出された「わたしたちの王国奉仕」に載せられた提案をです。
2 次のように問いかけていた記事を覚えておられますか。「あなたは一日の間にどれほど大勢の人とすれ違いますか。……そうした人々のうちどれほどの人が兄弟たちの一人から良いたよりを聞いているだろうか,といぶかったことがおありですか。そして,聞いていない人はどれほどいるのでしょうか」。そうした人々を助けるためにわたしたちは何をしているでしょうか。例えば,最近は家から家の奉仕をしていると不在の人がずいぶん多いことに気付きますが,そのような際あなたは,戸外で仕事をしている人や通りがかりの人に話しかけようと努めますか。これが示された提案の一つでした。それを試してごらんになりましたか。
3 その記事は続けてこう問いかけていました。「みなさんの区域には,良いたよりを一度も聞いたことのない人々がどれほどいるでしょうか。家から出掛ける時,行きちがう人々に目を向けてみてください。立って待っている人もいます。ベンチや車の中で腰を下ろしている人もいます。ぶらぶら歩いている人もいます。彼らに近づくことができますか」。そうしてごらんになりましたか。
4 一人の姉妹は協会に手紙を寄せ,次のように述べています。「『どれほど大勢に接触できますか』という記事(1979年1月号『わたしたちの王国奉仕』)を読んで,わたしとほかに4人の開拓者は記事の中の提案を試みてみました。わたしたちは通りにいる人々に近づいて,より良い政府について話し始めました。次々と良い話し合いが行なわれ,ちょうど一時間過ぎた時には,わたしたち5人で27冊の本を配布していました。一人の娘さんはわたしたちにわざわざ近づいて来て本を求めました。始めから終わりまで本当に楽しい経験でした。わたしたちのだれも以前にこのような事をしたことがありませんでしたから,最初はドキドキしましたが,それを克服するようエホバが助けてくださったことを感謝しています。ぜひもう一度計画しようと思います」。
5 別の人も手紙で次のように述べています。「私たちは忙しくなさそうな人々に近づいてみました。話し合いは大抵,要領を得た簡潔なものとなりましたが,かなりの興味を示した幾人かの人と長い話し合いも楽しむことができました。話し合う人々を選ぶようにとの提案を私たちは感謝しました。特に10代の人々や年配の男の人たちなど戸口ではめったに会う機会のない人たちに対して成功したようです。ある兄弟は,公共の場所でベンチに掛けて休んだり待ったりしている人々に近づいて最も成功したと言いました。風呂場に赤ちゃんはおらず,けたたましい電話の音もなく,こんろに食物ものせていないので,話しかけた人々の注意がそらされることはあまりありませんでした。初めはドキドキしましたが,それがなくなってからは,皆とても楽しい時間を過ごしました。また会った人々を再訪問していくつかの良い結果も得られました」。
6 だれでも分かるとおり,わたしたちが人に関心を示す際,その人は何も閉じられたドアの背後にいなくてもよいわけです。しかし,あなたは外出している人にどれほど多く近づきますか。それを試してごらんになりましたか。人々に対するあなたの愛,彼らと真理を分かち合いたいというあなたの願いこそ,そうするようあなたを動かすものです。
7 それを試してみたいと思われますか。「わたしたちの王国奉仕」1979年1月号の「どれほど大勢に接触できますか」を復習するなら,お役に立つことでしょう。
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野外奉仕に備える王国宣教 1979 | 5月
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野外奉仕に備える
4月29日に始まる週
「平和と安全」の本を用いて
1. 本の中の証言に用いられる点について話し合う。(厚手の書籍の中のふさわしい点でもよい。)
2. 群れの中のだれかに,会話するための話題を用いて実演してもらう。
5月6日に始まる週
自分の家族と共に働く
1. 証言する際,配偶者と共に働くのはなぜ益があるか。
2. 子供たちが野外奉仕を楽しむよう,親はどのように子供たちに加わらせることができるか。
3. 子供たちは親と働くことからどんな益が得られるか。
5月13日に始まる週
再訪問の基礎を据える
1. 最初の訪問でどのように再訪問の基礎を据えることができるか。
2. 再訪問の際,考えるよう勧めるためのどんな質問を提出できるか。
3. 特定の家の人にどの話題を用いるかをどのように決めるか。
5月20日に始まる週
家から家の記録を効果的に用いる
1. 関心を持つ人に関してどんな記録を取るか。そうした様々な情報は再訪問の際どのように真の価値があるか。
2. 関心を持つ人についていろいろな記録をつけるのを遅らせないのはなぜよいことか。
3. 再訪問に最も良い時間をどのように決めるか。
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