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自由を与える真実の本ものみの塔 1957 | 2月1日
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は自由と生命を欲しますか。あなたにとつて,自由と生命は,野球の得点,最新の雑誌,映画,あるいはテレビジョンの番組と同じくらいに大切なものですか。もしそうなら,真実の自由の本を研究し,またこのような大切な事柄に同じ関心を持つている他の人々と交つたり,研究したりする時間を必らず見出し得るはずです。
幸いなことに,あなた御一人でこのすべてのことをする必要がありません。あなたと同じように忙しいヱホバの証者は,自分の時間を割いてあなたのお宅に訪問し,あなたを援助して神の言葉の必要な知識を得ることに力添えするでしよう。この聖書の知識を得るにつれて,神がどのように考えておられるかを,あなたは知ります。また,神はどのように物事を見られ,どのように行われ,そして神の規則と行は何であるか,を知ります。あなたの心は変り始めます。あなたの心には良いもので充ちます。そして,この世の考えるようには,もはや考えないでしよう。またこの世の利己的な行や恐怖に,もはや囚われることもありません。次の聖句のすすめに従つたことになります,『この世の組織制度に従うのを止めなさい。むしろ,神の善にして御旨にかなう全き御意をわきまえ知るために,あなた方の思を更えて変化しなさい。』― ロマ 12:2,新世。
あなたの考え次第で,行が決定されます。良いことを考えて行うとき,あなたは清くて正しい道徳的な生活をするために自由を用います。あなたは,人類の長なる奴隷束縛者,そして間もなく亡びを受けるサタンの道から離れます。あなたはサタンの亡びをも生残り,その後に続く正義の新しい状態に生きることができます。神の正義の御国の新しい状態下にあつては,不正な支配者はひとりも居らず,戦争の恐怖もなく,感情の煩悶もなく,宗教的な虚偽もなく,自由の真実の源に対する嘲笑もありません。このような問題は,みな新しい組織制度の王,キリスト・イエスの指導下に正しい原則の適用をうけてことごとく解決されます。
それで,真実の自由の本である聖書を受けいれて信ずることにより,また聖書を研究して聖書に従うことにより,あなたも現在において精神的な自由を得ることができます。そして,神の正義の御国の祝福の下にあつて,完全な肉体の自由をも得ることができるのです。神の正義の御国は,間近い中に,この地と地上に住むすべての敬虔な人々に永遠の平和をもたらします。
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「互にねたまないようにしましょう」ものみの塔 1957 | 2月1日
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「互にねたまないようにしましょう」
他の人の成功をよろこべるなら,それはクリスチャンとして円熟していることを良く示します。他の人の能力や成功にしつとを感じる人は,円熟していません。クリスチャン会衆内のすべての人が霊的に円熟していないとき,ねたみとかしつとの問題が生じます。しかし,その問題を克服することができるのです。神の御霊の力によつて克服することができます。それで,キリストの一使徒は,こう書きました,『もし私たちが御霊によつて生きるのなら,また御霊によつて進もうではないか。互にいどみ合い,互にねたみ合つて,虚栄に生きてはならない。』― ガラテヤ 5:25,26,新口。
では,ねたみとは一体何ですか。それは,実際には利己主義の表われ,自分を多く愛し過ぎることの表われです。ねたみとは,他人の良い運に不満を感じ,自分がその運を持ちたかつた為に,その人に対して悪意を抱くことです。それで,しつと心のある人は,他の人の成功に不快を感じます。自分がそのような成功を持てないなら,他の人にもそのような成功を持つてもらいたくないのです。ねたみとは,利己主義の働いたものです。
ねたみは,いろいろな面で表われます。たいていの場合,他の人の成功によろこびを持たないときです。しつと深い人は,ねたみで一杯です。その人は,よろこぶ人と共によろこぶことができません。その人は,聖書の次のいましめに従つていないのです,『喜ぶ者と共によろこび,泣く者と共に泣きなさい。』(ロマ 12:15,新口)しつと深い人は,自分自身を不幸にし,また他の人々をも不幸にします。しつと深い人にとつて,自分のねたむ人のことを良く言うのはたいへんつらいものです。実際のところ,しつとに駆られる人は,自分のねたむ人を避けます。これは,ねたみの別の表われに導きます。
これは,冷やかさです。しつと深い人は,自分のねたむ人に対して冷く,また
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