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忠誠のうちに歩む王国宣教 1972 | 6月
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歩んでいるでしょうか。マタイ伝 28章18,19節にしるされている,弟子としなさいという命令には何も述べられていません。マタイ伝 24章14節に与えられている,すべての国民に良いたよりを伝えなさいとの命令にも,人数は述べられていません。しかし黙示録 7章9,15節は非常に励みを与えるものとして「大なる群衆」が答え応じて,昼も夜も神殿でエホバに熱心に仕えることを予告しています。わたしたちは個人として忠誠のうちに歩んでいることを確信し,それからエホバがご自分のほまれとなるよう事を運ばれるのを忍耐強く見守るのはどうですか。6月のあいだ従事すべき多くのことがあります。そして豊かな実りがあることをエホバは約束されています。
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すべての事をするための力王国宣教 1972 | 6月
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すべての事をするための力
1 ほんとうにすることが多いではありませんか。研究,集会への出席,野外奉仕,また他の人を訪問して,励ますこともしなければなりません。不意の用事は云うに及ばず,だれであろうと,また会衆内でどんな立場を占めていようと,許された時間よりもすることのほうが多いように思える時があります。そういう時がきたなら,ピリピ書 4章13節のパウロのことばを忘れないでください。「我を強くし給う者によりて,凡ての事をなし得るなり」。
2 そうです,パウロは,限りない力を持ち,必要なときにはご自分のしもべたちを援護される神のことを述べているのです。しかしそれは,普通以上に多くの仕事を持っているからといって,神がわたしたちのために奇跡を行なわれるという意味ではありません。わたしたちは自分のいろいろな才能を用いて真実の努力を払わねばなりませんが,神から委ねられたどんな仕事をも成し遂げるよう,神はわたしたちを助け,力づけてくださるでしょう。パウロがコリント後書 4章7節でさらに述べていることにも注目してください。「我等この宝を土の器に有てり,これ優れて大なる能力の我等より出でずして神より出づることの顕れんためなり」。
3 そういうわけで,することが多いときでも落胆する理由のないことが分かります。事実,エホバの奉仕においてなすべきことが多いのは良いことです。コリント前書 15章58節はこう述べています。「然れば我が愛する兄弟よ,確くして揺くことなく,常に励みて主の事を務めよ,汝等その労の,主にありて空しからぬを知ればなり」。することがたくさんあるときに,神はわたしたちが落胆するのではなく,神の関心事を世話し続けることに喜びをもつよう取り計らってくださるのです。もしわたしたちが仕事の量の多いことを嘆いているとすれば,それは正しい聖書的な見方を持っていないからではないでしょうか。
4 あなたは宣教学校の研究生の話を準備するため,ほかの事柄を犠牲にし,かなりの時間を費やしてそれと取り組むことがありますか。良い話を準備し,内容を心に銘記するには確かに時間がかかります。あなたが徹底的に学んで,長い間,多分永遠に記憶する一つの主題があるという事実に喜びを見いだしてください。良い話をすることによって,会衆の霊性に多大の貢献をし得ることを喜んでください。割り当てを果たし,しかもそれを良く行なうことに満足感を見いだしてください。
5 他の人は野外奉仕に参加するための時間をあなたよりもたくさんもっているように思えますか。多分それらの人は物事をよく計画する点でもっと経験を積んでおり,いくつかの実際的な提案をもっていて,喜んであなたを助けてくれるでしょう,おそらくその人たちはより有利な環境を作り出すために注意をそらす世俗的な活動をいくつかやめたのでしょう。そしてあなたはそのことから学ぶことができます。(エペソ 5:15,16)しかしあなたには,家族または他の事柄に対する責任があり,それらの人にはそれがなく,したがって野外奉仕に費やせる時間が実際に多いということも事実かもしれません。それで自分の境遇を考慮し,できる範囲で有利な調整を行なったなら,そのあとは,エホバがあなたの境遇をご存知でいられるという安心感をもつことができます。エホバは,異なった境遇にある他のだれかがあなたよりも多くのことを行なえるという理由で,是認を控えられることはありません。(ルカ 21:1-4)自分にできる事に喜びをもってください。しかし野外奉仕の計画はしばしば改善できるものですから,エホバがあなたの努力を祝福してくださることを待ち望みつつ,そうした改善方法を求め続けてください。箴言 16章3節はこう述べています。「なんぢの作為をエホバに託せよさらば汝の謀るところ必ず成るべし」。
6 あなたは多くの責任を持つしもべですか。あなたが最善の努力を払ったならば,なし遂げられなかった事柄をくよくよ思う必要はありません。しかし最重要な事柄をなし遂げるように良い計画を確実に立てるのは良いことです。毎日思い出させてくれるような物に書きとめておくなら,何一つ忘れないようにする助けになるでしょう。何か適当な面であなたを助けるようだれかを割り当てることができるかもしれません。責任をになうことには時間と努力がいりますが,エホバがあなたをその立場にふさわしい者と見なされていること,またあなたが兄弟たちの信頼と尊敬を受けていることを悟るのはなんという喜びでしょう。兄弟たちへの奉仕に関してエホバがみことばの中で述べておられることをあますところなく行ない,それだけが成功への道であることを認識してください。箴言 3章5,6節はこう述べています。「汝こころを尽してエホバに倚頼めおのれの聡明に倚ることなかれ,汝すべての途にてエホバをみとめよさらばなんぢの途を直くしたまふべし」。あなたの誠実な努力とともに,エホバの活動力は望ましい結果をもたらすでしょう。
7 この「終わりの時代」における,エホバへの奉仕にはなすべきことが確かにたくさんあります。しかしわたしたちはほかのどんな仕事に自分の時間をささげますか。クリスチャン宣教に参加すること以上に大きな喜びと満足をもたらすものは何もありません。それでわたしたちが励み続けるとともに,いつもエホバのご意志を行なうことを求め,エホバのみわざに幸福を見いだすときに,次のことは使徒パウロの場合に真実であったようにわたしたちにも真実となるでしょう。「我を強くし給ふ者によりて,凡ての事をなし得るなり」。
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「神の支配権」地域大会王国宣教 1972 | 6月
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「神の支配権」地域大会
1 あなたは,この夏に行なわれる地域大会に出席するため,関心のある新しい人といっしょに熱心に準備をしていますか。さて新潟大会は8月3日から,6日まで行なわれることになりました。他の大会は以前に発表された日時に行なわれます。
2 宿舎: 宿舎申込用紙は会衆に郵送されます。用紙に注意深く記入し,選んだ大会の開催日の6週間前から大会都市(協会ではなく)へ直接郵送してください。旅館あるいは個人の家に宿舎を割り当てられその通知を受けたあと,計画を変更する必要が生じて,その割当てを受け入れられなくなったならば,割当てカードの住所宛に,また大会の宿舎部門宛に,割り当てられた宿舎に泊れない旨連絡してください。そうすれば宿舎部門はその部屋をだれかほかの人に割り当てることができます。
3 自発奉仕: どの大会でも兄弟たちの必要を満たすためにしなければならない仕事がたくさんあります。しかし多くの働き手がいれば仕事は軽くて楽しいものになります。個人また家族ぐるみで自発奉仕をする計画を立ててはいかがですか。自発奉仕申込書にもれなく記入し,会衆のしもべに渡してください。そうすればしもべはそれに署名して大会都市(協会へ送らないでください)に送ります。もしあとで割当てを果たせないことが分かったなら,予定が変更したことを自発奉仕部門にお知らせください。
4 開拓者: あなたの食券を必ず大会都市へ持参してください。食券は現金同様に扱ってください。再発行はされません。7月中旬までに食券はお手もとにとどくはずです。
5 「神の支配権」地域大会にぜひ4日間とおして出席してください。
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