あなたも良い知らせを伝えられる

聖書の真理を学ぶと，みんなに知ってほしいと思うことでしょう。確かに，全ての人が真理を知る必要があります。でも，自分が学んだことをほかの人に話すとなると，緊張するかもしれません。どうすれば緊張を和らげて，聖書の良い知らせを伝えられるでしょうか。

1. どうすれば学んだことを家族や友達に伝えられる？

イエスの弟子たちは，「見聞きしたことについて話すのをやめるわけにはいきません」と言いました。（使徒 4:20）素晴らしい真理を，できるだけ多くの人に伝えたいと思っていました。あなたもそう思いますか。もしそうなら，家族や友達の気持ちを尊重しながら，学んだことについて話す機会を探しましょう。（コロサイ 4:6を読む。）

2. 会衆の人たちと一緒に伝道するとよいのはどうして？

イエスの弟子たちは，家族や友達だけに良い知らせを伝えたのではありません。イエスは弟子たちを，「行こうとしている全ての町と場所へ，先に2人ずつ遣わし」ました。（ルカ 10:1）よく計画して協力しながら伝道することにより，大勢の人に良い知らせを伝えることができました。弟子たちは仲間と一緒に伝道して大きな喜びを味わいました。（ルカ 10:17）あなたも会衆の人たちと一緒に伝道してみませんか。

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3. エホバが助けてくれる

伝道したいという気持ちはあっても，人からどう思われるかとか，どんな反応が返ってくるかと考えると，緊張するかもしれません。

• 学んだことを人に話すのは緊張しますか。どうしてですか。

動画を見て，次のことを考えましょう。

動画: 「勇気を出せるようにエホバに祈りました」（4:05）

• 動画に出てきた若いエホバの証人たちは，怖いという気持ちをどうやって乗り越えましたか。

イザヤ 41章10節を読んで，次のことを考えましょう。

• 伝道するのが怖いと感じる時，祈るとよいのはどうしてですか。

参考情報

伝道なんてとてもできない，と思っていたエホバの証人は少なくありません。例えば，セルゲイという人は自分に自信がなく，人と話すのも苦手でした。しかし，聖書を学ぶようになり，こう言っています。「不安はありましたが，学んでいることを少しずつほかの人に話しました。すると，自分でも驚いたんですが，聖書について話すことで自信がつきました。自分の信仰も強くなりました」。

4. 相手を尊重する

良い知らせを伝える時には，何を言うかだけでなく，どう言うかも考えましょう。テモテ第二 2章24節とペテロ第一 3章15節を読んで，次のことを考えましょう。

• 聖書について人に話す時，どんなことを意識するとよいですか。

• 家族や友達が同意してくれない時，どうしたらいいですか。どんなことは避けるべきですか。

• 自分の考えを押し付けるよりも，上手に質問した方がよいのはどうしてですか。

5. 良い知らせを伝えると喜びを味わえる

エホバはイエスに，良い知らせを伝えるという仕事を与えました。イエスはその仕事をどう思っていたでしょうか。ヨハネ 4章34節を読んで，次のことを考えましょう。

• おいしいものを食べると，力が湧いてきて，幸せな気持ちになります。神の望むことを行うことには伝道も含まれますが，イエスがそれを食べ物に例えたのはどうしてだと思いますか。

• 良い知らせを伝えると，どんな喜びを味わえると思いますか。

まとめ

人に良い知らせを伝えると喜びを味わえる。やってみると，意外と簡単にできるかもしれない。

復習

• あなたは良い知らせを伝えたいと思いますか。どうしてですか。

• どうすれば相手を尊重しながら伝えられますか。

• 伝道する時の緊張をどうすれば和らげられますか。

見てみよう

コンタクトカードを使って良い知らせを伝える，4つの簡単な方法を見てみましょう。

「紹介例 『JW.ORGコンタクトカード』」（1:43）

良い知らせを伝えるのに，どんな4つのことが役立つでしょうか。

「『魚ではなく人を集める漁師』になりますか」（「ものみの塔」2020年9月号）

たとえ幼くても，聖書に出てくる例について考えると，良い知らせを伝える勇気を持てます。

「エホバは勇気を与えてくださる」（11:59）

エホバのことを知らない家族に，どのように聖書のことを話せるでしょうか。

「未信者の家族の心を動かす」（「ものみの塔」2014年3月15日号）