マタイ​に​よる​福音​書

1 アブラハムの子こ+，ダビデの子こ+，イエス･キリストについての歴れき史し*の書しょ。

17 それで，アブラハムからダビデまでは全ぜん部ぶで14代だい，ダビデからバビロンへの強きょう制せい移い住じゅう+までは14代だい，バビロンへの強きょう制せい移い住じゅうからキリストまでは14代だいだった。

18 イエス･キリストの誕たん生じょうの経けい緯いはこうだった。母はは親おやのマリアは，ヨセフとの婚こん約やく中ちゅう+，2人ふたりが結むすばれる前まえに，聖せいなる力ちからによって妊にん娠しんした+。 19 夫おっとのヨセフは正ただしい人ひとであり，マリアに恥はじをさらさせ*たくなかったので，ひそかに離り婚こんし*ようと思おもった+。 20 ところが，ヨセフがこれらのことをよく考かんがえた後あと，エホバの天てん使しが夢ゆめの中なかで現あらわれて，言いった。「ダビデの子こヨセフ，妻つまマリアを迎むかえ入いれることを恐おそれてはなりません。妊にん娠しんしているのは聖せいなる力ちからによるのです+。 21 彼かの女じょは男おとこの子こを産うみます。イエスと名な付づけなさい+。その子こは民たみを罪つみから救すくうからです+」。 22 この全すべては実じっ際さいに起おきた。預よ言げん者しゃを通とおしてエホバが次つぎのように語かたったことが実じつ現げんするためである。 23 「処しょ女じょが妊にん娠しんして男おとこの子こを産うみ，その子こはインマヌエルと名な付づけられる+」。この名なは訳やくせば，「私わたしたちと共ともに神かみがいる+」という意い味みである。

24 ヨセフは眠ねむりから覚さめ，エホバの天てん使しが指し示じした通とおりに行おこない，妻つまを迎むかえ入いれた。 25 しかし，マリアが子こを産うむまでは性せい関かん係けいを持もたなかった+。そして，その子こをイエスと名な付づけた+。