さまざまな分ぶん野やで奉ほう仕しする

イエスは，王おう国こくについて人ひと々びとに知しらせるために弟で子したちを遣つかわす時ときが来きた際さい，彼かれらに「収しゅう穫かくは多おおいですが，働はたらき手ては少すくないのです」と言いいました。行おこなうべき仕し事ごとがたくさんあったので，「収しゅう穫かくのために人ひとを遣つかわしてくださるよう，収しゅう穫かくの主しゅ人じんにお願ねがいしなさい」とも言いいました。（マタ 9:37，38）そして，宣せん教きょうの行おこない方かたを教おしえた後のち，次つぎのように述のべて緊きん急きゅう性せいを意い識しきさせました。「人ひとの子こが来くるまでにあなたたちがイスラエルの町まち々まちを回まわり尽つくすことは決けっしてありません」。（マタ 10:23）

² 現げん代だいでも，宣せん教きょうの面めんで行おこなうべきことはたくさんあります。王おう国こくの良よい知しらせは終おわりが来くる前まえに伝つたえられなければならず，残のこされた時じ間かんは少すくなくなっています。（マル 13:10）畑はたけは世せ界かいなので，私わたしたちはイエスや弟で子したちとよく似にた状じょう況きょうにありながらも，はるかに大だい規き模ぼな活かつ動どうを行おこなう必ひつ要ようがあります。私わたしたちの人にん数ずうは幾いく十じゅう億おくもの世せ界かい人じん口こうと比くらべれば少すくないですが，エホバが助たすけてくださいます。王おう国こくの良よい知しらせは世せ界かい中じゅうに必かならず伝つたえられ，エホバのご予よ定ていの時ときに終おわりは必かならず来きます。私わたしたちは，宣せん教きょうを十じゅう分ぶんに行おこなうために，生せい活かつの中なかで神かみの王おう国こくを第だい一いちにするでしょうか。神かみへの奉ほう仕しの面めんでどんな目もく標ひょうを定さだめて努ど力りょくできますか。

³ イエスは，エホバがご自じ分ぶんに献けん身しんし仕つかえる人ひとたちに何なにを求もとめているかを示しめし，こう言いいました。「あなたは，心こころを尽つくし，知ち力りょくを尽つくし，力ちからを尽つくし，自じ分ぶんの全すべてを尽つくして，あなたの神かみエホバを愛あいさなければならない」。（マル 12:30）私わたしたちは，自じ分ぶんの全すべてを尽つくして神かみに仕つかえなければなりません。エホバへの奉ほう仕しに最さい善ぜんを尽つくすことにより，自じ分ぶんの専せん心しんの深ふかさと献けん身しんの純じゅん粋すいさを示しめすのです。（テモ二に 2:15）私わたしたちの前まえには，各かく自じの状じょう況きょうや能のう力りょくに応おうじて，さまざまな機き会かいが開ひらかれています。どんな機き会かいがあるかを考かんがえて，奉ほう仕しする務つとめを果はたす上うえで何なにを目もく標ひょうにして努ど力りょくするかを決きめてください。

⁴ 真しん理りを受うけ入いれた人ひと全すべてには，良よい知しらせを広ひろめるという素す晴ばらしい務つとめが与あたえられています。これは，イエスが弟で子したちに与あたえた基き本ほん的てきな仕し事ごとです。（マタ 24:14; 28:19，20）イエス･キリストの弟で子しになる人ひとは大たい抵てい，良よい知しらせを聞きくとすぐに他たの人ひとに伝つたえ始はじめます。アンデレ，フィリポ，コルネリオなどもそうでした。（ヨハ 1:40，41，43-45。使し徒と 10:1，2，24; 16:14，15，25-34）バプテスマを受うける前まえでも，良よい知しらせについて他たの人ひとに話はなしてよいのでしょうか。もちろんです。バプテスマを受うけていない伝でん道どう者しゃとしての資し格かくを満みたした人ひとは，家いえから家いえへの伝でん道どうを行おこなえます。さらに，自じ分ぶんの能のう力りょくや状じょう況きょうに応おうじて，宣せん教きょうの他たの分ぶん野やにも参さん加かできます。

⁵ バプテスマを受うけた伝でん道どう者しゃは，他たの人ひとに良よい知しらせを伝つたえるために，できることは何なんでもしたいと思おもうに違ちがいありません。男だん性せいにも女じょ性せいにも，伝でん道どうに参さん加かする素す晴ばらしい機き会かいが開ひらかれています。神かみの王おう国こくの活かつ動どうを推おし進すすめることに少すこしでも貢こう献けんできるのは，うれしいことです。さまざまな分ぶん野やで奉ほう仕しし，もっと多おおくのことを行おこなうなら，大おおきな喜よろこびを味あじわえます。

⁶ あなたの会かい衆しゅうの伝でん道どう者しゃたちは区く域いきを頻ひん繁ぱんに回まわっていて，多おおくの人ひとがエホバの証しょう人にんの活かつ動どうについて知しっていますか。そうであれば，伝でん道どう者しゃの必ひつ要ようが大おおきな地ち域いきに移い転てんすることを検けん討とうできるかもしれません。（使し徒と 16:9）もしあなたが長ちょう老ろうか援えん助じょ奉ほう仕し者しゃなら，あなたの助たすけを必ひつ要ようとしている会かい衆しゅうがあるかもしれません。巡じゅん回かい監かん督とくに，巡じゅん回かい区く内ないの別べつの会かい衆しゅうを援えん助じょできるかどうか尋たずねることができます。国こく内ないの別べつの地ち域いきで奉ほう仕ししたい場ば合あい，支し部ぶから役やく立だつ情じょう報ほうを得えられます。

⁷ 外がい国こくで奉ほう仕ししたいと思おもうなら，移い転てんについて慎しん重ちょうに考かんがえる必ひつ要ようがあります。会かい衆しゅうの長ちょう老ろうたちに相そう談だんするとよいでしょう。移い転てんするとなると，あなたや一いっ緒しょに行いく人ひとの生せい活かつに大おおきな影えい響きょうが及およびます。（ルカ 14:28）長ちょう期き間かん滞たい在ざいするつもりはないのであれば，国こく内ないのどこかで奉ほう仕しすることを考かんがえる方ほうがよいかもしれません。

⁸ 国くにによっては，比ひ較かく的てき新あたらしい兄きょう弟だいたちが監かん督とくの立たち場ばで仕つかえている所ところもあります。地じ元もとの謙けん遜そんな兄きょう弟だいたちは，もっと経けい験けんのある長ちょう老ろうが会かい衆しゅうに転てん入にゅうしたなら，自じ分ぶんたちをリードしてほしいと思おもうでしょう。もしあなたが長ちょう老ろうで，そのような国くにへの移い転てんを考かんがえているのであれば，地じ元もとの兄きょう弟だいたちに代かわって奉ほう仕しするために行いくのではない，ということを心こころに留とめてください。一いっ緒しょに奉ほう仕しするために行いくのです。兄きょう弟だいたちを励はげまして，会かい衆しゅう内ないで責せき任にんを担になえるように助たすけましょう。（テモ一いち 3:1）物もの事ごとが自じ分ぶんの国くにと同おなじようには行おこなわれていなくても，辛しん抱ぼう強づよくあってください。長ちょう老ろうとしての経けい験けんを生いかし，親しん身みになって兄きょう弟だいたちを助たすけてください。そうすれば，いつかあなたが帰き国こくしなければならなくなったとしても，地じ元もとの長ちょう老ろうたちは会かい衆しゅうを以い前ぜんよりもよく世せ話わできるようになっていることでしょう。

⁹ 援えん助じょできる会かい衆しゅうを支し部ぶから紹しょう介かいしてもらうには，まずあなたの会かい衆しゅうの奉ほう仕し委い員いん会かいから支し部ぶに推すい薦せん状じょうを送おくってもらう必ひつ要ようがあります。その手て紙がみは，あなたが長ちょう老ろうか援えん助じょ奉ほう仕し者しゃか，開かい拓たく者しゃか伝でん道どう者しゃかに関かかわりなく必ひつ要ようです。奉ほう仕し委い員いん会かいは，その推すい薦せん状じょうにあなたの問とい合あわせの手て紙がみを添そえて，あなたが奉ほう仕ししたい国くにの支し部ぶに直ちょく接せつ送おくります。

¹⁰ もっと奉ほう仕しするために，手しゅ話わや他たの言げん語ごを学まなぶことも検けん討とうできます。別べつの言げん語ごで伝でん道どうすることを目もく標ひょうにしているなら，長ちょう老ろうや巡じゅん回かい監かん督とくに相そう談だんするとよいでしょう。良よい提てい案あんや励はげましを受うけることができます。巡じゅん回かい区くによっては，支し部ぶの指し示じの下もとに言げん語ごクラスが設もうけられる場ば合あいもあります。それにより，有ゆう能のうな伝でん道どう者しゃや開かい拓たく者しゃが別べつの言げん語ごで伝でん道どうできるように訓くん練れんされます。

¹¹ 全すべての伝でん道どう者しゃは，補ほ助じょ開かい拓たく奉ほう仕し，正せい規き開かい拓たく奉ほう仕し，特とく別べつ開かい拓たく奉ほう仕しといった全ぜん時じ間かん奉ほう仕しを行おこなう上うえで，どんなことが求もとめられているかを知しっているべきです。開かい拓たく者しゃは，バプテスマを受うけた模も範はん的てきなクリスチャンで，良よい知しらせを伝つたえる活かつ動どうに規き定ていの時じ間かんを費ついやせなければなりません。補ほ助じょ開かい拓たく奉ほう仕しや正せい規き開かい拓たく奉ほう仕しの申もうし込こみは会かい衆しゅうの奉ほう仕し委い員いん会かいが承しょう認にんしますが，特とく別べつ開かい拓たく者しゃは支し部ぶが任にん命めいします。

¹² 補ほ助じょ開かい拓たく者しゃは，1カ月げつ単たん位いで任にん命めいされます。各かく人じんの事じ情じょうに応おうじて，何なんカ月げつか連れん続ぞくで奉ほう仕しすることも，期き間かんを限げん定ていせずに続つづけることもできます。多おおくの伝でん道どう者しゃは，記き念ねん式しきの時じ期きや巡じゅん回かい監かん督とくの訪ほう問もんの月つきなど，特とく別べつな時ときに補ほ助じょ開かい拓たく奉ほう仕しを楽たのしみます。休きゅう暇かが取とれる月つきを選えらぶ人ひともいます。バプテスマを受うけた伝でん道どう者しゃで在ざい学がく中ちゅうの人ひとは，学がっ校こうが休やすみの月つきに補ほ助じょ開かい拓たく者しゃとして奉ほう仕しできるかもしれません。毎まい年とし3月がつと4月がつ，また巡じゅん回かい監かん督とくの訪ほう問もんの月つきには，要よう求きゅう時じ間かんが通つう常じょうより少すくない補ほ助じょ開かい拓たく奉ほう仕しを選えらぶこともできます。もしあなたが不ふ道どう徳とくな行おこないや汚けがれた習しゅう慣かんを避さけており，規き定ていの要よう求きゅう時じ間かんを満みたすことができ，補ほ助じょ開かい拓たく者しゃとして1カ月げつかそれ以い上じょう奉ほう仕しできると思おもうのであれば，この特とく別べつな奉ほう仕しに申もうし込こむことができます。長ちょう老ろうたちは喜よろこんで考こう慮りょしてくれるでしょう。

¹³ 正せい規き開かい拓たく者しゃになるには，現げん時じ点てんで年ねん間かんの要よう求きゅう時じ間かんを満みたせる立たち場ばにいなければなりません。正せい規き開かい拓たく者しゃは自じ分ぶんの会かい衆しゅうと緊きん密みつに働はたらきたいと思おもうことでしょう。会かい衆しゅうにとって，熱ねっ心しんな開かい拓たく者しゃがいるのは喜よろこばしいことです。宣せん教きょうに対たいする皆みなの熱ねつ意いが高たかまり，他たの人ひとも開かい拓たく奉ほう仕しを始はじめるように励はげまされるからです。正せい規き開かい拓たく奉ほう仕しを申もうし込こむ人ひとは，バプテスマを受うけてから少すくなくとも6カ月げつが経けい過かした模も範はん的てきな伝でん道どう者しゃでなければなりません。

¹⁴ 特とく別べつ開かい拓たく者しゃは普ふ通つう，宣せん教きょうで成せい果かを収おさめている正せい規き開かい拓たく者しゃの中なかから選えらばれます。どこであれ支し部ぶから割わり当あてられる所ところで奉ほう仕しできなければなりません。多おおくの国くにや地ち域いきでは，孤こ立りつした地ち域いきに遣つかわされ，そこで関かん心しんのある人ひとたちを探さがし出だして新あたらしい会かい衆しゅうを設せつ立りつします。区く域いきを回まわる面めんで助たすけを必ひつ要ようとしている会かい衆しゅうに遣つかわされることもあります。特とく別べつ開かい拓たく者しゃで長ちょう老ろうでもある人ひとは，伝でん道どうできる人ひとがもっと必ひつ要ようというわけではなくても，小ちいさな会かい衆しゅうを助たすけるために遣つかわされる場ば合あいもあります。特とく別べつ開かい拓たく者しゃは，生せい活かつ費ひとして少しょう額がくの給きゅう付ふ金きんを受うけます。一いち時じ的てきな特とく別べつ開かい拓たく者しゃとして任にん命めいされる人ひともいます。

¹⁵ 野や外がいの宣せん教きょう者しゃは，統とう治ち体たいの奉ほう仕し委い員いん会かいによって任にん命めいされます。そして，現げん地ちの支し部ぶ委い員いん会かいから，人じん口こう密みつ度どが高たかい地ち域いきで奉ほう仕しする割わり当あてを受うけます。宣せん教きょう者しゃたちの良よい働はたらきによって，伝でん道どうや会かい衆しゅうの活かつ動どうは安あん定ていし，いっそう活かっ発ぱつに行おこなわれるようになります。野や外がいの宣せん教きょう者しゃは多おおくの場ば合あい，王おう国こく福ふく音いん伝でん道どう者しゃのための学がっ校こうで訓くん練れんを受うけた人ひとたちです。住じゅう居きょを与あたえられ，生せい活かつ費ひとして少しょう額がくの給きゅう付ふ金きんを受うけます。

¹⁶ 統とう治ち体たいによって巡じゅん回かい監かん督とくとして任にん命めいされる人ひとは，まず代だい理りの巡じゅん回かい監かん督とくとして奉ほう仕しすることにより，訓くん練れんを受うけ，経けい験けんを積つみます。そのような男だん子しは，宣せん教きょうと兄きょう弟だいたちを愛あいしています。開かい拓たく奉ほう仕しに熱ねっ心しんで，聖せい書しょを勤きん勉べんに研けん究きゅうし，上じょう手ずに話はなしたり教おしえたりできます。聖せいなる力ちからが生うみ出だす性せい質しつをはっきり表あらわしており，バランスの取とれた考かんがえ方かたができ，分ふん別べつや識しき別べつ力りょくがあります。結けっ婚こんしているなら，妻つまも開かい拓たく者しゃであり，行おこないや他たの人ひととの接せっし方かたが模も範はん的てきで，上じょう手ずに伝でん道どうできる人ひとです。また，クリスチャンである従じゅう順じゅんな妻つまとしての役やく割わりをわきまえていて，夫おっとを差さし置おいて話はなしたり会かい話わを独どく占せんしたりしません。巡じゅん回かい監かん督とくと妻つまは多た忙ぼうなので，この奉ほう仕しを目め指ざす人ひとは健けん康こうでなければなりません。巡じゅん回かい奉ほう仕しをしたいと思おもう開かい拓たく者しゃは，申もうし込こむのではなく，その気き持もちを巡じゅん回かい監かん督とくに知しらせます。そうすれば，提てい案あんを与あたえてもらえます。

¹⁷ 王おう国こく福ふく音いん伝でん道どう者しゃのための学がっ校こう: あまり伝でん道どうされていない区く域いきを回まわるため，また会かい衆しゅうの兄きょう弟だい姉し妹まいの進しん歩ぽを助たすけるために，多おおくの王おう国こく福ふく音いん伝でん道どう者しゃが必ひつ要ようとされています。それで，独どく身しんの兄きょう弟だい姉し妹まいや夫ふう婦ふは，王おう国こく福ふく音いん伝でん道どう者しゃのための学がっ校こうで特とく別べつな訓くん練れんを受うけるために申もうし込こむことができます。この学がっ校こうを卒そつ業ぎょうした人ひとたちは，国こく内ないの必ひつ要ようの大おおきな所ところで正せい規き開かい拓たく者しゃとして奉ほう仕しするよう遣つかわされます。本ほん人にんが望のぞむなら，国こく内ないや他たの国くにで別べつの務つとめを与あたえられる場ば合あいもあります。一いち時じ的てきまたは継けい続ぞく的てきな特とく別べつ開かい拓たく者しゃとして遣つかわされる人ひともいるかもしれません。この学がっ校こうに入はいることに関かん心しんがある開かい拓たく者しゃは，地ち区く大たい会かいで開ひらかれる集あつまりに出しゅっ席せきすれば，入にゅう校こうのための条じょう件けんについて知しることができます。

¹⁸ ものみの塔とうギレアデ聖せい書しょ学がっ校こう: この学がっ校こうに入はいるよう選えらばれるのは，英えい語ごを話はなすことができ，特とく別べつ全ぜん時じ間かん奉ほう仕し者しゃとして働はたらいている，独どく身しんの兄きょう弟だい姉し妹まいや夫ふう婦ふです。奉ほう仕しする国くにでの活かつ動どうや支し部ぶ組そ織しきを強きょう化かし安あん定ていさせることができる人ひとたちです。すでに喜よろこんで兄きょう弟だいたちに仕つかえており，他たの人ひとが聖せい書しょや神かみの組そ織しきの指し示じについて知しって従したがえるよう，親しん切せつに助たすけてきました。各かっ国こくの支し部ぶ委い員いん会かいが，この学がっ校こうの生せい徒とになれそうな人ひとたちに，申もうし込こむよう勧すすめます。この学がっ校こうを卒そつ業ぎょうした人ひとたちは，外がい国こくあるいは自じ国こくの支し部ぶ内ないか支し部ぶ外がいで働はたらく割わり当あてを受うけます。

¹⁹ ベテルで働はたらくことは，素す晴ばらしい特とく別べつな奉ほう仕しです。ベテルには「神かみの家いえ」という意い味みがあり，神かみの組そ織しきの活かつ動どうの拠きょ点てんにふさわしい名めい称しょうです。ベテルで奉ほう仕しする兄きょう弟だい姉し妹まいは，聖せい書しょに基もとづく出しゅっ版ぱん物ぶつの翻ほん訳やく，生せい産さん，頒はん布ぷに関かん連れんした重じゅう要ような仕し事ごとを行おこないます。全ぜん世せ界かいの会かい衆しゅうを監かん督とくし指し示じを与あたえる統とう治ち体たいは，ベテル奉ほう仕し者しゃの働はたらきをとても大たい切せつに思おもっています。翻ほん訳やくを行おこなうベテル奉ほう仕し者しゃの多おおくは，支し部ぶの担たん当とう地ち域いき内ないで，自じ分ぶんたちが翻ほん訳やくする言げん語ごが話はなされている場ば所しょに住すんで仕し事ごとをします。そうすれば，その言げん語ごが日にち常じょう生せい活かつでどのように話はなされているかを聞きくことができ，翻ほん訳やくされた出しゅっ版ぱん物ぶつの中なかの表ひょう現げんを人ひと々びとが理り解かいしているかどうかをじかに見みることもできるからです。

²⁰ ベテルで行おこなわれる仕し事ごとの多おおくは，体たい力りょくを必ひつ要ようとします。そのため，ベテルに招まねかれるのは主おもに，若わかくて健けん康こうで体たい力りょくがある，献けん身しんしてバプテスマを受うけた兄きょう弟だいたちです。あなたの国くにを監かん督とくする支し部ぶでベテル奉ほう仕し者しゃが求もとめられており，その奉ほう仕しをしたいと思おもうなら，会かい衆しゅうの長ちょう老ろうたちから条じょう件けんなどについて教おしえてもらうことができます。

²¹ 神かみの組そ織しきが用もちいる施し設せつの建けん設せつは，ソロモンの神しん殿でんが建けん設せつされた時ときと同どう様よう，神しん聖せいな奉ほう仕しの1つです。（王おう一いち 8:13-18）多おおくの兄きょう弟だい姉し妹まいが，建けん設せつに参さん加かするために自じ分ぶんの時じ間かんや資し産さんを自じ発はつ的てきに費ついやし，素す晴ばらしい熱ねつ意いを示しめしています。

²² あなたも助たすけに加くわわれますか。バプテスマを受うけた伝でん道どう者しゃが建けん設せつに参さん加かできるなら，地じ元もとでの建けん設せつを監かん督とくしている兄きょう弟だいたちは助たすかるでしょう。技ぎ術じゅつがあまりなくても，訓くん練れんしてもらえます。手て伝つだいたいと思おもっていることを，会かい衆しゅうの長ちょう老ろうたちに知しらせてください。バプテスマを受うけた伝でん道どう者しゃで資し格かくがある人ひとたちは，他たの国くにで建けん設せつ奉ほう仕しを行おこなえる場ば合あいもあります。

²³ 建けん設せつ奉ほう仕しに加くわわる機き会かいはいろいろあります。バプテスマを受うけた模も範はん的てきな伝でん道どう者しゃで，多た少しょうの技ぎ術じゅつを持もち，自じ宅たくに近ちかい場ば所しょでのプロジェクトを支し援えんできる人ひとは，LDCボランティアとして奉ほう仕しできるかもしれません。もっと遠えん方ぽうでの建けん設せつを限かぎられた期き間かん支し援えんすることができ，2週しゅう間かんから3カ月げつ間かんの建けん設せつボランティアとして支し部ぶから任にん命めいされる人ひとたちもいます。長ちょう期き間かんの奉ほう仕しのために任にん命めいされる人ひとたちは，建けん設せつサーバントと呼よばれます。外がい国こくで建けん設せつ奉ほう仕しを行おこなう建けん設せつサーバントは，在ざい外がい建けん設せつサーバントとして奉ほう仕しします。建けん設せつプロジェクトごとに幾いく人にんかの建けん設せつサーバントと建けん設せつボランティアから成なる建けん設せつグループが率そっ先せんし，LDCボランティアやその建けん設せつに関かん係けいする会かい衆しゅうの自じ発はつ奉ほう仕し者しゃたちが手て伝つだいます。建けん設せつグループは，支し部ぶの担たん当とう地ち域いき内ないで1つのプロジェクトを終おえると次つぎのプロジェクトに向むかいます。

²⁴ あなたはエホバに献けん身しんしたなら，エホバに永えい遠えんに仕つかえることを願ねがっているでしょう。では，エホバに仕つかえる上うえでどんな目もく標ひょうを持もっていますか。クリスチャンとしての目もく標ひょうを持もつなら，自じ分ぶんの体たい力りょくや時じ間かんや資し産さんを賢けん明めいに用もちいることができます。（コリ一いち 9:26）目もく標ひょうを持もち，さらに奉ほう仕しする機き会かいを捉とらえようと努つとめるなら，クリスチャンとして成せい長ちょうし，より重じゅう要ようなことに専せん念ねんするのに役やく立だちます。（フィリ 1:10。テモ一いち 4:15，16）

²⁵ 使し徒とパウロは，神かみへの奉ほう仕しの面めんで良よい模も範はんです。（コリ一いち 11:1）エホバに仕つかえるために精せい力りょく的てきに励はげみました。エホバから多おおくの機き会かいが与あたえられていることを知しっていたので，コリントの兄きょう弟だいたちに，「私わたしの前まえに活かつ動どうへの大おおきな扉とびらが開ひらかれている」と書かきました。私わたしたちもそうではないでしょうか。会かい衆しゅうと共ともに，とりわけ王おう国こくの良よい知しらせを伝つたえる点てんで，エホバに仕つかえる多おおくの機き会かいがあります。しかし，パウロと同おなじように，その「大おおきな扉とびら」を開あけて入はいろうとすると「反はん対たいする人ひとも多おおくいます」。（コリ一いち 16:9）パウロは進すすんで自じ分ぶんを鍛たん錬れんしました。「自じ分ぶんの体からだを打うちたたき，奴ど隷れいにして従したがわせます」と述のべている通とおりです。（コリ一いち 9:24-27）私わたしたちも同おなじ考かんがえ方かたをしているでしょうか。

²⁶ 私わたしたちは，それぞれの状じょう況きょうに応おうじて，神かみへの奉ほう仕しの面めんで目もく標ひょうを持もって励はげむよう勧すすめられています。現げん在ざい，多おおくの人ひとが何なんらかの全ぜん時じ間かん奉ほう仕しを行おこなっているのは，若わかい時ときに良よい目もく標ひょうを定さだめたからです。そうするよう，子こ供どもの頃ころに親おやや他たの人ひとたちから励はげまされました。結けっ果かとして，エホバに仕つかえる豊ゆたかな人じん生せいを送おくっており，何なんの後こう悔かいもしていません。（格かく 10:22）全ぜん時じ間かん奉ほう仕し以い外がいにも，野や外がい奉ほう仕しに毎まい週しゅう参さん加かすること，聖せい書しょ研けん究きゅうを始はじめて人ひとを教おしえること，集しゅう会かいの予よ習しゅうにもっと時じ間かんをかけることなども，良よい目もく標ひょうです。重じゅう要ようなのは，揺ゆらぐことなくしっかりと立たち続つづけ，自じ分ぶんの奉ほう仕しを十じゅう分ぶんに行おこなうことです。そうすれば，エホバを敬うやまっていることになり，エホバに永えい遠えんに仕つかえるという究きゅう極きょくの目もく標ひょうを達たっ成せいできるでしょう。（ルカ 13:24。テモ一いち 4:7後こう半はん，8）