統治体の調整者委員会の指示の下,コロナ対策の救援活動のために世界中で950以上の災害救援委員会(DRC)が設置されました。DRCは兄弟姉妹が地元で助け合える体制を整えたり,公的支援を受けられるようサポートしたりしています。また,大規模な救援活動も組織しています。
パラグアイでの救援活動について考えてみましょう。パンデミックの経済的な影響で「パラグアイのほとんどの家から食べ物がなくなっていくだろう」と,ある新聞は述べていました。でも,DRCはすでに2週間分の物資を届け始めていました。その中には家族4人分の食料や洗剤,衛生用品が含まれていました。物資のセットは1つ当たり約30ドル(3200円)相当でした。
救援活動を行う兄弟姉妹は,自分や他の人をコロナ感染から守るためにどんな対策をしているでしょうか。兄弟姉妹はマスクを着け,フィジカル・ディスタンスを保っています。また,救援物資を納入する食品会社の施設が良い衛生状態で,感染症対策のガイドラインがきちんと守られているかも確かめています。従業員がマスクや手袋などを着用し,運搬用のトラックが消毒され,物資のセットが消毒された場所に保管されているかも確かめています。さらに,物資を届ける人たちが,受け取る兄弟たちとのフィジカル・ディスタンスを保つようにもしています。