コロナ禍ですでに会衆の集会は幾つかのテレビ局やラジオ局で放送されていました。 兄弟たちは大会のプログラムを放送してもらえないか,放送局の人たちと交渉してみることにしました。
マラウイの兄弟たちは交渉中に壁にぶつかりました。放送局では1つの番組の放送時間を1時間までと決めていて,それ以上になると視聴者が退屈してしまうと考えていました。それで兄弟たちは,エホバの証人の活動が地域社会にとってプラスになっていることを伝えました。また,コロナ禍でも聖書からのメッセージを伝えて,人々が社会のルールを守り,家族を大切にするよう助けていることも話しました。すると放送局は1時間以上放送することを認めてくれました。
マラウイでは大会のプログラムが1つのテレビ局と1つのラジオ局で放送されました。どちらも全国放送で,何百万もの人たちが聞くことができました。モザンビークでは1つのテレビ局と85のラジオ局で放送されました。
2つの国でテレビ放送にかかった費用は2万8227ドル(約299万2000円),ラジオ放送にかかった費用は2万ドル(約212万円)ほどでした。ラジオ局に支払った費用は,小さなラジオ局の場合は15ドル(約1600円),全国放送の場合は2777ドル(約29万4300円)と幅がありました。
兄弟たちは寄付を有効活用するために努力しました。マラウイでは放送料金を割り引いてもらうための交渉が行われ,ある放送局では30パーセントも割り引いてくれました。こうした努力の結果,合計で1711ドル(約18万1400円)もの節約になりました。モザンビークでも,エホバの証人がきちんと支払いをすることで知られていたので,快く割り引いてくれた放送局がありました。