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「御心が地に成るように」(その24)ものみの塔 1959 | 12月15日
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がダニエル書の著者であるというイエスの見解と同意しませんでした。ダニエルの最後のまぼろしは,シリアの王アンティオカス4世エピハネスを極めて正確に述べているように見えたため,ポーヒリイはそれが霊感によつて以前に書かれた歴史と認めず,むしろ,出来事の後に書かれた歴史と認めました。それで,ポーヒリイはダニエル書の著者をさぎ師と呼び,ヱホバ神から御使がつかわされてまぼろしの啓示をうけた預言者の振をしたものであると見なしました。しかし,ポーヒリイやポーヒリイのような懐疑者たちの愚かさは暴露されています。どのようにですか。なぜなら,そのまぼろしは現在の20世紀に実際に生じている事柄を予めに告げているのであつて,ダニエルはいま生存していませんから,出来事が生じた後に書くということはありません。御使がダニエルに告げたことは真実のものでした,「(私は)……末の日に,あなたの民に臨まんとする事を,あなたに悟らせるためにきたのです。この幻は,なおきたるべき日にかかわるものです。」― ダニエル 10:13,14,新口。
3 過去の世界強国を目に見えない状態で支配した者は誰でしたか。御使は,この事実をダニエルにどう打ち明けましたか。
3 第七番目の世界強国である英米両国の世界強国は,他ならぬヱホバ神の御使から次のことを学ぶべきです。すなわちそれ以前の世界強国は悪鬼の君たちを持つていて目に見えない支配を受けていたということです。ダニエルの祈りに答えた神の御使は,そのような悪鬼の君のため3週間妨害されました。この御使は遅れたことについての説明として,次のようにダニエルに告げました,「ペルシャの国の君が,二十一日の間わたしの前に立ちふさがつたが,天使の長のひとりであるミカエルがきて,私を助けたので,私は彼をペルシャの国の君と共に,そこに残しておき……あなたは,私がなんのためにきたかを知つていますか。私は,今帰つていつて,ペルシャの君と戦おうとしているのです。彼との戦いがすむと,ギリシャの君があらわれるでしよう。しかし,私はまず真理の書にしるされている事を,あなたに告げよう。私を助けて,彼らと戦う者は,あなたがたの君ミカエルのほかにはありません」。御使がこのようにダニエルに現われたのは,ペルシャの王クロスの第3年ニサンの月の24日でした。―ダニエル 10:1-4,10-14,20,21,新口。
4 力づけを与えて強めるため,この御使はメデア人ダリヨスの第1年に誰のところに立ちましたか。どんなことは,このことの効果を示しますか。
4 クロスの伯父でもあり,メデア-ペルシャの世界強国の最初の支配者であつたメデア人ダリヨスは,舞台から消えていました。しかし,御使は来るべき日から「末の日」までのダニエルの民についてのすばらしい預言を語り始める際に,ダリヨスの昔にまでさかのぼつています。彼は次のように語りました,「私はまたメデア人ダリヨス(キリスト前539-538年)の元年に立つて彼を強め,彼を力づけたことがあります。」(ダニエル 11:1,新口)ヱホバの御使が立つて強め,力づけた者とは,この異教の支配者メデア人ダリヨスでなく,ミカエルでした。その御使は,ミカエルが彼の側で戦つていると語つたばかりです。天の長なる君ミカエルが支配するダニエルの民についてのヱホバの目的を成しとげるために,この御使は立つて彼の力と援助をミカエルに提供し,メデア-ペルシャの世界強国を支配していた悪鬼の君に敵対したのです。ダリヨスは,ヱホバの目的にしたがつてあやつられたに過ぎません。その例として,ヱホバが御使をつかわしてダニエルが食べられないようにするため,「ししの口を閉じさせた」時があります。ダニエルに対してねたみ心を持つた敵共は,ダニエルをししの穴に投げ入れるようダリヨス王を強制しました。それでダリヨス王は,ダニエルをししの穴から連れ出すことをよろこんだのです。ダリヨスの国の3人の総監のひとりであるダニエルがこのように救われた結果,メデア人ダリヨスは自分からすべての臣下に対する勅令を出しました,それは「みなダニエルの神を,おののき恐れなければならない。彼は生ける神であつて,とこしえに変ることなく,その国は滅びず,その主権は終りまでつづく。」それで,「このダニエルはダリヨスの世とペルシャ人クロスの世において栄えた。」― ダニエル 6:21-28,新口。
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1959年『ものみの塔』題目索引ものみの塔 1959 | 12月15日
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1959年『ものみの塔』題目索引
ア
『あなた方は教える者になりなさい』 9
愛に満ちた親切な心を持つ人々と御国 131
新しいものと共に生き残る 171
『あなたの御心が成るように』 203
あなたの霊的な食欲はいかがですか 385
あなたは自分自身に親切ですか 423
イ
『いつさいのことを愛をもつて行いなさい』 92
祈りはあなた自身を表わす 323
1冊の本としての取書の統一性 384
いつでも弁明をする用意をしておきなさい 425
エ
ヱホバの異常なわざのむかしの型 223
ヱホバの異常なわざの警告 225
ヱホバがその異常なわざに立ち上るとき 233
ヱホバの証者は耐え忍ぶ 343
ヱホバの道に従つてすべてのことをしなさい 445
ヱホバの名の中に歩く 450
オ
終りの時のしるしと不思議 103
カ
神の愛に満ちた御親切と御国 125
神の御こころは天と地でなされる 205
『神の全きみこころ』を行うために自由の身となれ 243
神の働き人として一生懸命しなさい 390
寛大な行いは知恵を示す 403
ク
クリスチャンは正確な知識が必要 327
ケ
賢明な避難者 143
賢明に歩くことを助ける援助者 289
コ
言葉の背後にある事実を知りなさい 63
『これらのことを保ち続けなさい』 83
今日の羊の必要物をみたす 350
この世とのまつわりに反抗する 368
シ
賞に目をつけよ 68
しるしと不思議の意味を読む 110
島々からの喜びに満ちた経験 124
人類の政府の為の完全な支配者 151
時間がありますか 163
新世社会内で全きを得よ 249
支配している神の御国の宣教者 310
信頼の置き場所を間ちがえる 435
ス
すべての人の血について潔白を保つ 468
セ
善意者を教える 14
生命を守る為に物質主義と戦いなさい 23
全人類のための完全な政府 145
全世界にわたるヱホバの証者の1958年奉仕年度報告 254
生命は価値ある物 363
タ
誰が実際に救われるか 89
巧みに羊を牧する 345
チ
血の神聖さを尊重して潔白を保つ 463
ツ
躓かずに競走する 74
ナ
なぜそんなに気短かですか 123
何に希望をかけますか 383
ニ
日本における御国のゆたかな拡大 119
ハ
パラダイス 183
ヒ
左の手に知らせるな 3
人を恐れずヱホバを恐れよ 431
フ
物質主義との戦いに肝要な物は自分を調べること 28
古きを倒し新しきを建てる 165
ヘ
平和はどのように人類に訪れるか 443
ミ
御心が地に成るように 4,37,46,65,96,115,137,156,177,198,215,237,254,278,295,315,336,356,374,395,414,436,456,477
『見よ! 私は凡ての物を新しくする』 243
御国宣教者は最善のたよりを伝える者 303
御国のことを第一に保つ 364
メ
目ざめている者は幸福である 49
目ざめている為の危急なる時 54
レ
霊的な分別で満ちよ 405
聖的な分別 ― クリスチャン円熟の証拠 410
ワ
私たちの霊的なパラダイスを保つ 190
私たちの歩きかたに良く注意する 283
私たちの宣教を拡大する 332
私の生涯の目的を追い求める 418
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