補ほ足そく情じょう報ほう

エホバとは神かみの名な前まえで，「彼かれはならせる」という意い味みがあると考かんがえられています。エホバは全ぜん能のうの神かみで，全すべてのものを造つくった方かたです。決きめたことを必かならず達たっ成せいする力ちからがあります。

ヘブライ語ごで，神かみの名な前まえは4つの文も字じで書かかれます。英えい語ごでは，YHWHまたはJHVHになります。神かみの名な前まえは，聖せい書しょのヘブライ語ご本ほん文もんに7000回かい近ちかく出でてきます。エホバという名な前まえは，言げん語ごによって表ひょう記きや発はつ音おんが変かわりますが，世せ界かい中じゅうで使つかわれています。

▸ 1章しょう15節せつ

聖せいなる力ちからとは，神かみが自じ分ぶんの望のぞんでいることを行おこなうために送おくり出だす，目めに見みえない力ちからのことです。

▸ 2章しょう5節せつ，4章しょう8節せつ

聖せい書しょは神かみからの本ほんです。神かみが人にん間げんに書かかせた本ほんだからです。これは，社しゃ長ちょうが秘ひ書しょに書かかせた手て紙がみに似にています。書かいたのは秘ひ書しょでも，その手て紙がみには社しゃ長ちょうの考かんがえが書かかれています。同おなじように，聖せい書しょを書かいたのは人にん間げんですが，そこには神かみの考かんがえが書かかれています。神かみは聖せいなる力ちからで人にん間げんを導みちびき，神かみの考かんがえを書かかせました。例たとえば，幻まぼろしや夢ゆめを見みさせて何なにを書かくべきかを伝つたえました。

▸ 2章しょう5節せつ

原げん則そくとは，基き本ほん的てきな事じ実じつや法ほう則そくについての聖せい書しょの教おしえです。例たとえば，「悪わるい交こう友ゆうは良よい習しゅう慣かんを台だい無なしにします」という原げん則そくは，付つき合あう友とも達だちからは良よくも悪わるくも影えい響きょうを受うける，ということを教おしえています。（コリント第だい一いち 15:33）「人ひとは自じ分ぶんがまいているものを必かならず刈かり取とることになります」という原げん則そくは，自じ分ぶんの行こう動どうの結けっ果かは必かならず自じ分ぶんに返かえってくる，ということを教おしえています。（ガラテア 6:7）

▸ 2章しょう12節せつ

預よ言げんとは，神かみからのメッセージです。神かみが望のぞんでいることについての説せつ明めい，道どう徳とくについての教おしえ，神かみの指し示じ，神かみの下くだす裁さばきなどがあります。将しょう来らい起おきることについての予よ告こくもあります。聖せい書しょに書かかれている多おおくの預よ言げんがすでにその通とおりになっています。

▸ 2章しょう13節せつ

聖せい書しょにはメシアについての預よ言げんがたくさんあります。預よ言げんされていた出で来き事ごとは全すべてイエスの人じん生せいに当あてはまっています。「メシアについての預よ言げん」の表ひょうをご覧らんください。

▸ 2章しょう17節せつ，脚きゃく注ちゅう

エホバは，神かみを愛あいする人ひとが楽らく園えんに住すむことを思おもい描えがいて，地ち球きゅうを造つくりました。その考かんがえは今いまも変かわっていません。もうすぐ神かみは悪わるいこと全すべてを終おわらせて，人にん間げんが永えい遠えんに生いきられるようにします。

▸ 3章しょう1節せつ

サタンは，最さい初しょに神かみに反はん逆ぎゃくした天てん使しです。サタン（「反はん抗こうする者もの」という意い味み）と呼よばれているのは，神かみに逆さからったからです。サタンは悪あく魔ま（「中ちゅう傷しょうする者もの」という意い味み）とも呼よばれています。神かみについてのうそを広ひろめて人にん間げんをだましているからです。

▸ 3章しょう4節せつ

エホバは，地ち球きゅうを造つくるずっと前まえに天てん使しを造つくりました。天てん使しは天てんで生いきるように造つくられました。何なん億おくもの天てん使しがいます。（ダニエル 7:10）それぞれに名な前まえがあり，性せい格かくも違ちがいます。エホバを愛あいする良よい天てん使しは，自じ分ぶんの立たち場ばをわきまえ，人にん間げんから崇すう拝はいされようとはしません。幾いくつかの位くらいがあり，さまざまな仕し事ごとをしています。エホバの王おう座ざの前まえで仕つかえること，エホバのメッセージを伝つたえること，地ち球きゅうで神かみに仕つかえている人ひとたちを守まもって導みちびくこと，神かみが決きめた刑けいを執しっ行こうすること，伝でん道どう活かつ動どうを助たすけることなどです。（詩し編へん 34:7。啓けい示じ 14:6; 22:8，9）将しょう来らい，ハルマゲドンの時ときには，イエスと一いっ緒しょに戦たたかいます。（啓けい示じ 16:14，16; 19:14，15）

▸ 3章しょう5節せつ，10章しょう1節せつ

聖せい書しょで「罪つみ」と訳やくされている語ごには，目もく標ひょうや的まとを「外はずす」という意い味みがあります。それで罪つみとは，エホバが望のぞんでいることから外はずれている感かん情じょう，考かんがえ，行おこないのことです。罪つみは神かみとの友ゆう情じょうをだめにしてしまうので，罪つみを避さけられるようにエホバは基き準じゅんや原げん則そくを与あたえてくれました。最さい初しょ，エホバが造つくった人にん間げんは完かん全ぜんでした。でも，アダムとエバはエホバに逆さからって罪つみを犯おかしたので，完かん全ぜんではなくなり，年としを取とって死しぬようになりました。アダムの子し孫そんである私わたしたちも，罪つみを受うけ継ついでいるので，年としを取とって死しんでいきます。

▸ 3章しょう7節せつ，5章しょう3節せつ

神かみが最さい初しょに造つくった人にん間げんには欠けっ陥かんがなく，悪わるいことをしてしまう弱よわさを持もってはいませんでした。罪つみや欠けっ陥かんがなかったので，年としを取とって死しぬこともありませんでした。その状じょう態たいのことを完かん全ぜんと言いい，そういう状じょう態たいの人にん間げんのことを完かん全ぜんな人にん間げんと言いいます。

▸ 3章しょう9節せつ，4章しょう14節せつ，5章しょう4節せつ

ハルマゲドンとは，サタンが支し配はいする世せ界かいと悪わるいこと全すべてを終おわらせる神かみの戦たたかいのことです。

▸ 3章しょう13節せつ，8章しょう18節せつ

エホバは天てんから統とう治ちする王おう国こくをつくり，イエス･キリストを王おうにしました。それが神かみの王おう国こくです。将しょう来らい，エホバは神かみの王おう国こくによって悪わるいこと全すべてをなくし，その王おう国こくが地ち球きゅう全ぜん体たいを治おさめることになります。

▸ 3章しょう14節せつ

神かみは，他ほかのどんなものよりも先さきにイエスを造つくりました。エホバはイエスを地ち球きゅうに遣つかわし，イエスは人じん類るいのために命いのちを犠ぎ牲せいにしました。イエスが処しょ刑けいされた後あと，エホバはイエスを復ふっ活かつさせました。今いまイエスは，天てんで神かみの王おう国こくの王おうとして統とう治ちしています。

▸ 4章しょう2節せつ

聖せい書しょは，69週しゅうという期き間かんの終おわりにメシアが登とう場じょうすると予よ告こくしていました。69週しゅうとは西せい暦れき紀き元げん前ぜん455年ねんから西せい暦れき29年ねんまでのことです。

どうしてそう言いえるのでしょうか。69週しゅうは紀き元げん前ぜん455年ねんに始はじまりました。それは，ネヘミヤがエルサレムに着ついて，エルサレムを建たて直なおし始はじめた年としです。（ダニエル 9:25。ネヘミヤ 2:1，5-8）「ダース」という単たん位いが12という数かずをイメージさせるように，「週しゅう」は7をイメージさせます。「1年ねんに対たいして1日にち」というルールを当あてはめると，1週しゅうは7日かではなく7年ねんになります。（民みん数すう 14:34。エゼキエル 4:6）1週しゅうが7年ねんなので，69週しゅうは483年ねん（69×7）です。紀き元げん前ぜん455年ねんから483年ねん後ごはいつでしょうか。イエスがバプテスマを受うけてメシアになった西せい暦れき29年ねんです。（ルカ 3:1，2，21，22）

その後ごの1週しゅう（7年ねん）についても預よ言げんされていました。その週しゅうの途と中ちゅうの西せい暦れき33年ねんにメシアは処しょ刑けいされました。そして西せい暦れき36年ねん以い降こう，神かみの王おう国こくの良よい知しらせはユダヤ人じんだけでなくあらゆる国くにの人ひとたちに伝つたえられるようになりました。（ダニエル 9:24-27）

▸ 4章しょう7節せつ

神かみとは父ちちと子こと聖せい霊れい（聖せいなる力ちから）の3つが一いっ体たいになったものだ，と教おしえている宗しゅう教きょうもあります。これは間ま違ちがった教おしえです。「三さん位み一いっ体たい」という言こと葉ばは聖せい書しょにありません。聖せい書しょは，エホバ神かみが創そう造ぞう者しゃで最さい初しょにイエスを造つくった，と教おしえています。（コロサイ 1:15，16）イエスは全ぜん能のうの神かみではありません。「自じ分ぶんは神かみと同どう等とうだ」と言いったことはありません。「父ちちは私わたしより偉い大だい……です」と言いっています。（ヨハネ 14:28。コリント第だい一いち 15:28）

聖せいなる力ちからとは，神かみが自じ分ぶんの望のぞんでいることを行おこなうために送おくり出だす，目めに見みえない力ちからのことです。人ひとや神かみのような存そん在ざいではありません。聖せい書しょには，1世せい紀きのクリスチャンが「聖せいなる力ちからに満みたされ」たことや，エホバが「私わたしは聖せいなる力ちからをあらゆる人ひとに注そそぐ」と言いったことが書かかれています。（使し徒と 2:1-4，17）

▸ 4章しょう12節せつ，15章しょう17節せつ

エホバの証しょう人にんが十じゅう字じ架かを使つかわないのはどうしてか

1. 十じゅう字じ架かは長ながい間あいだ，キリスト教きょう以い外がいの宗しゅう教きょうで使つかわれてきました。古こ代だいには，自し然ぜん崇すう拝はいや性せい崇すう拝はいに使つかわれていました。クリスチャンが十じゅう字じ架かを使つかうようになったのは，イエスの死し後ご300年ねんほどたってからのことです。ローマ皇こう帝ていのコンスタンティヌスがキリスト教きょうの人にん気きを高たかめるために，十じゅう字じ架かをキリスト教きょうのシンボルにしたのです。十じゅう字じ架かはイエス･キリストとは何なんの関かん係けいもありません。新しんカトリック百ひゃっ科か事じ典てん（英えい語ご）には，「十じゅう字じ架かは，キリスト教きょう以い前ぜんの文ぶん化かにもキリスト教きょう以い外がいの文ぶん化かにも見みられる」とあります。

2. イエスは十じゅう字じ架かに掛かけられて死しんだのではありません。一いち部ぶの聖せい書しょで「十じゅう字じ架か」と訳やくされているギリシャ語ごには基き本ほん的てきに，「真まっすぐな杭くい」，「材ざい木もく」，「木き」という意い味みがあります。「コンパニオン･バイブル」（英えい語ご）には，「新しん約やく[聖せい書しょ]のギリシャ語ごの中なかには，2本ほんの材ざい木もくを示し唆さするところさえない」とあります。イエスは1本ぽんの真まっすぐな杭くいに掛かけられて死しにました。

3. エホバは，像ぞうなど形かたちのある物ものを使つかって崇すう拝はいされることを望のぞんでいません。（出しゅつエジプト 20:4，5。コリント第だい一いち 10:14）

▸ 5章しょう12節せつ

イエスは弟で子したちに，イエスの死しを思おもい出だす式しきを行おこなうよう命めいじました。この式しきは，毎まい年とし，ユダヤの暦こよみのニサン14日かに行おこなわれます。イスラエル人じんが過すぎ越こしを祝いわっていたのと同おなじ日ひです。記き念ねん式しきでは，イエスの体からだを表あらわしているパンと，イエスの血ちを表あらわしているぶどう酒しゅが全ぜん員いんに回まわされます。天てんで将しょう来らいイエスと一いっ緒しょに統とう治ちする人ひとたちは，パンを食たべ，ぶどう酒しゅを飲のみます。地ち球きゅうで永えい遠えんに生いきる希き望ぼうを持もっている人ひとたちも出しゅっ席せきして感かん謝しゃを表あらわしますが，パンを食たべたりぶどう酒しゅを飲のんだりはしません。

▸ 5章しょう21節せつ

一いち部ぶの聖せい書しょでは，ヘブライ語ごのネフェシュとギリシャ語ごのプシュケーが「魂たましい」と訳やくされています。しかしこれらの語ごには，死し後ごも生いき続つづける霊れい魂こんという意い味みはありません。基き本ほん的てきに，（1）人ひと，（2）動どう物ぶつ，（3）人ひとや動どう物ぶつの命いのちを意い味みしています。（ペテロ第だい一いち 3:20。創そう世せい 1:20。民みん数すう 31:28）文ぶん脈みゃくによっては，生いき物ものの持もつ願がん望ぼうや食しょく欲よく，死しんだ人ひとや死し体たいを指さすこともあります。（格かく言げん 23:2。民みん数すう 6:6。ハガイ 2:13）

▸ 6章しょう5節せつ，15章しょう17節せつ

一いち部ぶの聖せい書しょでは，ヘブライ語ごのルーアハとギリシャ語ごのプネウマが「霊れい」と訳やくされています。しかしこれらの語ごには，死し後ごも生いき続つづける霊れい魂こんという意い味みはありません。以い下かのようなものを意い味みしています。（1）風かぜ，（2）地ち球きゅう上じょうの生せい物ぶつの生せい命めい力りょく，（3）人ひとの心こころから生しょうじ，何なんらかの言げん動どうへと駆かり立たてる力ちから，（4）目めに見みえない源みなもとからの力ちからを受うけた言こと葉ばや表ひょう現げん，（5）神かみや天てん使しなど，目めに見みえない存そん在ざい，（6）神かみが送おくり出だす聖せいなる力ちから。（エゼキエル 37:9。詩し編へん 104:29。ローマ 8:9。ヨハネ第だい一いち 4:1。コリント第だい二に 3:17。ペテロ第だい二に 1:21）

▸ 6章しょう5節せつ，15章しょう17節せつ

ゲヘナというギリシャ語ごを「地じ獄ごく」と訳やくしている聖せい書しょもあります。しかし，ゲヘナはエルサレムの近ちかくにあった谷たにの名な前まえで，ごみの焼しょう却きゃく場ば所しょでした。イエスの時じ代だいにそこで動どう物ぶつや人ひとが生いきたまま焼やかれて苦くるしめられた，という記き録ろくはありません。それでゲヘナとは，死しんだ人ひとの霊れい魂こんが永えい遠えんに火ひで苦くるしめられる場ば所しょのことではありません。「ゲヘナに投なげ込こまれます」とイエスが言いったのは，死しんでもう生いき返かえることがないという意い味みでした。（マタイ 5:22; 10:28）

▸ 7章しょう20節せつ

主しゅの祈いのりとは，イエスが弟で子したちに教おしえた祈いのりです。次つぎのようなことを祈いのるように教おしえました。

• 「お名な前まえが神しん聖せいなものとされますように」

  これは，さまざまなうそによって汚けがされてきたエホバの名な（評ひょう判ばん）が清きよめられますように，という祈いのりです。エホバの名なが清きよめられる時とき，天てんでも地ちでも神かみの名なが大たい切せつにされ，神かみの評ひょう判ばんが傷きずつけられることはなくなります。

• 「あなたの王おう国こくが来きますように」

  これは，神かみの王おう国こくがサタンの悪わるい世せ界かいを終おわらせ，地ち球きゅう全ぜん体たいを治おさめて楽らく園えんにしますように，という祈いのりです。

• 「あなたの望のぞまれることが……地ち上じょうでも行おこなわれますように」

  これは，エホバが地ち球きゅうと人にん間げんを造つくった時ときに考かんがえていたことがその通とおりになり，神かみに従したがう人ひとたちが楽らく園えんで健けん康こうにいつまでも生いきますように，という祈いのりです。

▸ 8章しょう2節せつ

アダムは罪つみを犯おかし，完かん全ぜんな命いのちとエホバとの友ゆう情じょうを失うしないました。そのため，私わたしたち子し孫そんも罪つみを受うけ継ついでいて，やがて死しんでいきます。贖あがないとは，アダムが失うしなったものを取とり戻もどすために必ひつ要ような代だい価かのことです。その代だい価かは，アダムと同おなじ完かん全ぜんな人にん間げんの命いのちでなければなりませんでした。それで，エホバはイエスを地ち球きゅうに遣つかわし，イエスは人じん類るいのために命いのちを犠ぎ牲せいにしました。イエスの贖あがないのおかげで，私わたしたちは健けん康こうにいつまでも生いきる希き望ぼうを持もてます。

▸ 8章しょう21節せつ，9章しょう13節せつ

ダニエル 4章しょうの預よ言げんから，神かみが1914年ねんに王おう国こくをつくったことが分わかります。

預よ言げんの内ない容よう エホバはバビロンのネブカドネザル王おうに，大たい木ぼくの夢ゆめを見みさせました。それはエホバの預よ言げんでした。木きは切きり倒たおされ，切きり株かぶには鉄てつと銅どうのたがが掛かけられます。「7つの時とき」の間あいだ，成せい長ちょうできないようにするためです。その後あと，木きはまた成せい長ちょうすることになります。（ダニエル 4:1，10-16）

預よ言げんの意い味み この木きはエホバの統とう治ちを表あらわしています。エホバは長ながい間あいだ，イスラエルの王おうがエルサレムから国こく民みんを治おさめるようにしました。（歴れき代だい第だい一いち 29:23）しかし，王おうたちが神かみに従したがわなくなったため，エルサレムは紀き元げん前ぜん607年ねんに陥かん落らくし，イスラエルの王おうの統とう治ちは終おわりました。この年としに「7つの時とき」が始はじまりました。（列れつ王おう第だい二に 25:1，8-10。エゼキエル 21:25-27）イエスは「エルサレムは，異い国こくの人ひと々びとの定さだめられた時ときが満みちるまで異い国こくの人ひと々びとに踏ふみにじられます」と言いいましたが，それは「7つの時とき」のことでした。（ルカ 21:24）イエスが地ち上じょうにいた時とき，「7つの時とき」はまだ続つづいていたのです。エホバは「7つの時とき」の終おわりに1人ひとりの王おうを任にん命めいすると予よ告こくしていました。その王おうはイエスです。イエスの統とう治ちのおかげで，神かみに仕つかえる人ひとたちは世せ界かい中じゅうでいつまでも幸しあわせに暮くらします。（ルカ 1:30-33）

「7つの時とき」の長ながさ 「7つの時とき」は2520年ねんです。どうしてそう言いえるでしょうか。聖せい書しょによると，「一ひと時ときと二ふた時ときと半はん時とき」つまり三さん時とき半はんは1260日にちです。（啓けい示じ 12:6，14）「7つの時とき」はその2倍ばいなので，2520日にちになります。「1年ねんに対たいして1日にち」というルールを当あてはめると，2520日にちは2520年ねんになります。（民みん数すう 14:34。エゼキエル 4:6）

紀き元げん前ぜん607年ねんから2520年ねん後ごは1914年ねんです。その年としに，エホバはメシアであるイエスを天てんで神かみの王おう国こくの王おうにしました。

▸ 8章しょう23節せつ

「天てん使し長ちょう」とは天てん使したちの長ちょうのことです。聖せい書しょによれば，天てん使し長ちょうはミカエル1人ひとりです。（ダニエル 12:1。ユダ 9）

ミカエルは，神かみの軍ぐんである良よい天てん使したちのリーダーです。啓けい示じ 12章しょう7節せつには，「ミカエルと天てん使したちが竜たつと戦たたかった」とあります。「ヨハネへの啓けい示じ」によると，神かみの軍ぐんを率ひきいているのはイエスなので，ミカエルはイエスの別べつ名めいです。（啓けい示じ 19:14-16）

▸ 9章しょう4節せつ

「終おわりの時じ代だい」とは，サタンが支し配はいする世せ界かいを神かみの王おう国こくが終おわらせる前まえに，地ち球きゅうでさまざまな出で来き事ごとが起おきる期き間かんのことです。聖せい書しょの預よ言げんに出でてくる「体たい制せいの終しゅう結けつ」や「人ひとの子この臨りん在ざい」という表ひょう現げんも同おなじ期き間かんを指さしています。（マタイ 24:3，27，37）「終おわりの時じ代だい」は，神かみの王おう国こくが天てんで統とう治ちを始はじめた1914年ねんから，サタンの世せ界かいがハルマゲドンで終おわる時ときまで続つづきます。（テモテ第だい二に 3:1。ペテロ第だい二に 3:3）

▸ 9章しょう2節せつ

復ふっ活かつとは，神かみが亡なくなった人ひとを生いき返かえらせることです。聖せい書しょには復ふっ活かつの例れいが9つ記き録ろくされています。エリヤ，エリシャ，イエス，ペテロ，パウロが神かみの力ちからで人ひとを復ふっ活かつさせました。エホバは，「正ただしい人ひとも正ただしくない人ひとも」地ち球きゅうに復ふっ活かつさせると約やく束そくしています。（使し徒と 24:15）聖せい書しょには，天てんに復ふっ活かつする人ひとたちのことも書かかれています。神かみから選えらばれた人ひとたちが天てんに復ふっ活かつして，イエスと一いっ緒しょに王おうとして治おさめます。（ヨハネ 5:28，29; 11:25。フィリピ 3:11。啓けい示じ 20:5，6）

▸ 9章しょう13節せつ

心しん霊れい術じゅつとは，霊れい能のう者しゃや呪じゅ術じゅつ師しに頼たのむなどして，死し者しゃの霊れい魂こんと交こう信しんしようとすることです。しかし，実じっ際さいには邪じゃ悪あくな天てん使しと交こう信しんすることになります。人ひとの死し後ごも霊れい魂こんが残のこって幽ゆう霊れいになったりするというのは間ま違ちがった教おしえです。邪じゃ悪あくな天てん使しは，人にん間げんを神かみに逆さからわせようとして，占うらない，魔ま法ほう，迷めい信しん，オカルト，超ちょう常じょう現げん象しょうなども使つかいます。本ほん，雑ざっ誌し，映えい画が，ポスター，音おん楽がくの中なかには，魔ま法ほうやオカルトに害がいはなく，面おも白しろいものだと思おもわせるものがたくさんあります。焼しょう香こう，お供そなえ，通つ夜や，法ほう事じなど，死し者しゃのためにする習しゅう慣かんも，実じっ際さいには邪じゃ悪あくな天てん使しと関かかわらせるものです。薬やく物ぶつを使つかって超ちょう自し然ぜんの力ちからを借かりようとすることも，邪じゃ悪あくな天てん使しとの接せっ触しょくになります。（ガラテア 5:20。啓けい示じ 21:8）

▸ 10章しょう10節せつ，16章しょう4節せつ

エホバは全ぜん能のうの神かみで，全すべてのものを造つくった方かたです。（啓けい示じ 15:3）それで，エホバは全すべてのものの所しょ有ゆう者しゃで，全すべてのものを治おさめる権けん利りつまり主しゅ権けんを持もっています。（詩し編へん 24:1。イザヤ 40:21-23。啓けい示じ 4:11）エホバは造つくったもの全すべてのために法ほう則そくや基き準じゅんも定さだめました。エホバには，統とう治ち者しゃを任にん命めいする権けん利りもあります。神かみを愛あいし，神かみに従したがうなら，神かみの主しゅ権けんを支し持じしていることになります。（歴れき代だい第だい一いち 29:11）

▸ 11章しょう10節せつ

中ちゅう絶ぜつとは，おなかの子この命いのちを人じん工こう的てきに絶たつことです。事じ故こや身しん体たい的てき要よう因いんで起おきることではありません。妊にん娠しんした時ときから，おなかの子こは1人ひとりの人にん間げんです。

▸ 13章しょう5節せつ

輸ゆ血けつとは，全ぜん血けつや血けつ液えきの4つの主しゅ要よう成せい分ぶん（血けっ漿しょう，赤せっ血けっ球きゅう，白はっ血けっ球きゅう，血けっ小しょう板ばん）を体たい内ないに入いれる医い療りょう処しょ置ちです。他た人にんの血ち，または貯ちょ蔵ぞうしておいた自じ己こ血けつが使つかわれます。

▸ 13章しょう13節せつ

親おやは子こ供どもを教おしえ，しつけます。子こ供どもが悪わるいことをした時ときには，優やさしく正たださなければいけません。エホバも私わたしたち人にん間げんに同おなじようにします。エホバは親おやにとって素す晴ばらしい手て本ほんです。エホバは，傷きずつけるような乱らん暴ぼうな教おしえ方かたはしません。（格かく言げん 4:1，2）正ただす時ときには，指し導どうを心こころから受うけ入いれられるようにします。「本ほん当とうにそうだ。その通とおりにしよう」と思おもえるように教おしえるのです。（格かく言げん 12:1）エホバは，神かみに仕つかえる人ひとを愛あいし，訓くん練れんします。良よくない考かんがえを正ただし，エホバに喜よろこばれる考かんがえ方かたや行こう動どうができるように助たすけてくれます。それで親おやは子こ供どもに何なにかを言いい聞きかせる時とき，その通とおりにすべきなのはどうしてか，よく分わかるように教おしえなければいけません。エホバを愛あいし，神かみの言こと葉ばを愛あいし，聖せい書しょの原げん則そくを理り解かいできるように助たすけます。

▸ 14章しょう13節せつ

邪じゃ悪あくな天てん使しとは，人にん間げんよりはるかに強つよい力ちからを持もつ，目めに見みえない邪じゃ悪あくな存そん在ざいです。もともと邪じゃ悪あくだったわけではなく，神かみに逆さからい，神かみの敵てきになりました。（創そう世せい 6:2。ユダ 6）サタンに同どう調ちょうしてエホバに反はん逆ぎゃくしました。（申しん命めい 32:17。ルカ 8:30。使し徒と 16:16。ヤコブ 2:19）

▸ 16章しょう4節せつ